斎藤工「言葉でなくても通じ合えた」  上戸彩と『昼顔』で2年ぶりに“再会”

2017年5月12日 / 11:43

上戸彩(右)をエスコートしながら登場した斎藤工

 映画『昼顔』のファンミーティングが11日、東京都内で行われ、出演者の上戸彩、斎藤工、伊藤歩、平山浩行、西谷弘監督が登壇した。

 2014年夏に放送された連続ドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」の劇場版。ドラマ版では、それぞれ夫や妻がいる身でありながらも、激しく引かれ合った男女が“禁断の愛”に溺れていく様子を描き、大きな反響を呼んだ。

 ドラマ版の最終回で、北野(斎藤)と別れた紗和(上戸)だったが、その3年後を舞台とした本作で2人は再会。約2年ぶりの撮影に上戸は「容姿もそうですが、紗和に戻れるだろうかという不安は当日まですごくありました」と述懐。

 それでも「ドラマでは校内放送で北野先生の声を聞いて別れているので(映画版の撮影の)段取りで、北野先生の声が聞こえた瞬間に、2年前の気持ちが一瞬にしてフラッシュバックして涙が止まらなくなりました」と明かし「その時に自分の中にいた紗和がよみがえったし、自分の中には北野先生が生き続けていたことを実感しました」としみじみ振り返った。

 斎藤も「久々の再会でもあったのですが、あまりなれ合った話をしたりせず、実際にある距離を保って撮影をしていました。お互いにそれを口約束をしたわけでもなく、自然と空気も映り込む作品だと分かっていたので、言葉でなくても通じ合えるのが居心地がよかったです」と明かすなど、上戸との息はぴったりだったようだ。

 この日は、映画のタイトルにちなみ、キャスト陣がそれぞれ共演者の“裏顔”エピソードを披露した。試写を見た平山から「北野先生の脂汗がすご過ぎる。(場面が)切り替わる度に増えていっている」と指摘を受けた斎藤は、霧吹きによる演出を否定し「僕の汁ですね」と紹介。上戸が「北野先生はシーンごとに分泌物が毎度毎度出てました」と同調すれば、斎藤も「水風呂とサウナに日々行っているので、そこら辺のコントロールができるようになりました」と豪語し、笑いを誘った。

 一方で、伊藤からは「S気質」と裏の顔を暴露された斎藤だったが「(僕は)ドMだからね」とこれを否定。会場で「斎藤はSかMか」のアンケートを取ったところ、どちらにも挙手した上戸は「ドSでドMだと思います」とニヤリ。終始、共演者からイジられた斎藤は「こんな人が集まっている中で僕がSかMかだなんて…」とタジタジになっていた。

 映画は6月10日から公開。

(左から)伊藤歩、斎藤工、上戸彩、平山浩行

(左から)伊藤歩、斎藤工、上戸彩、平山浩行


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