藤本隆宏「子どもより大人の方が緊張」 舞台「アニー」の開幕前に意気込み語る

2017年4月22日 / 16:55

舞台への意気込みを語った(左から)マルシア、野村里桜、会百花、藤本隆宏

 丸美屋食品ミュージカル「アニー」の公開舞台稽古が22日、東京都内で行われ、アニー役の野村里桜(のむら・りお)と会百花(かい・ももか)、ウォーバックス役の藤本隆宏、ミス・ハニガン役のマルシアが舞台稽古後に取材に応じた。

 この作品は、1986年に日本で初演されて以来、167万人が観劇した大ヒットミュージカル。孤児院の前に置き去りにされたものの、いつか両親が迎えにきてくれると信じている11歳の少女アニーが、両親と暮らすという夢を持って前向きに生きる姿を描く。

 アニーに孤独な心をなぐさめられ、養女にしたいと願うようになる大富豪ウォーバックス役を演じる藤本は、開幕を目前に控え「緊張しているのは大人の方で、子どもたちは本当に伸び伸びしている」と苦笑い。今年、アニーの演出が16年ぶりに変わったが、稽古は非常にハードだったそうで「いまはここまで来れて良かったという安堵(あんど)の気持ちと不安な気持ちが入り混じってる」と吐露し「ここまで来たからにはやるしかない」と気合いを口にした。

 孤児院の院長ハニガン役のマルシアも「長い稽古で細かく作り上げてきたのですごく(本番が)楽しみ。最後のパズル(のピース)はお客様なので、一緒に楽しみたい」と声を弾ませた。

 一方、藤本とマルシアの印象を問われ「優しくて演技がうまい人」(野村)、「優しいし、演技のアドバイスをしてくれるので助かります」(会)とそれぞれ語ったアニー役の2人。野村は「緊張してうまくいくか分からないけど、失敗しても笑顔で頑張りたい」と本番への意気込みを語り、会も「みんながいるから安心して舞台に立てると思う」と共演者への信頼を口にした。

 今回、そんな子どもたちに囲まれての舞台となった藤本は「自分の芝居がうまくいかなかった時も子どもたちがいるとそれだけで癒やされる。不思議な気持ち」と明かし、「アニーの“明日を向いて進もう”という純粋な気持ちがそのまま大人にも伝わり、稽古場もとても穏やかだった」としみじみ振り返った。マルシアも「(演じる)子どもが違えば伝わってくるものが違うから、自分の演技も変化した。みんな本当にかわいいの。アニー最高だな!って思います」と目を細めた。

 舞台は22日から5月8日、都内、新国立劇場で上演。


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