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水谷豊『相棒』での経験は「夢のよう」 「4代目がよくやってくれた」

水谷豊(左)と反町隆史

 映画『相棒-劇場版Ⅳ-首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断』の初日舞台あいさつが11日、東京都内で行われ、出演者の水谷豊、反町隆史、山口まゆ、鹿賀丈史、鈴木杏樹、川原和久、山中崇史、神保悟志、小野了、片桐竜次、橋本一監督が登壇した。

 本作は、人気刑事ドラマ「相棒」の劇場版第4弾。水谷は「右京さ~ん!!」というファンの黄色い歓声に、手を挙げて応じながら「皆さまようこそ相棒ワールドへ。警視庁特命係の杉下右京です」とゆったりとした口調であいさつした。

 “4代目相棒”こと冠城亘役の反町は「さすがに右京さん、大人気ですね…」と圧倒された様子。改めて水谷の印象を問われると「本当に体力がすごい。走るシーンでも足が速い。正直、親子ほどの年齢差があるんですが、(年齢を)全く感じさせない。僕はいつも付いていくのに必死なので、お手柔らかにお願いします」と頭を下げて、笑いを誘った。

 自分が4代目の相棒を演じることにプレッシャーもあったという反町は「『(初代の)寺脇(康文)さん、(2代目の)及川(光博)さん、(3代目の)成宮(寛貴)くんの時代は劇場版があって、僕の時に(劇場版が)なかったらどうしよう』という話をいつもしていた」と告白した。

 「その時は『僕は恨んでやります』、さらに『5代目の時にまた映画があったらもっと恨みます』と言っていた」と明かし「今回、劇場版に参加できたことを本当にうれしく思います」と喜びと共に安堵感を口にした。

 水谷も“相棒ファンの愛”を実感しているといい「初代で作った財産を3代目で食いつぶして、“4代目ではほとんどどうにもならないこと”が世の中で起きているようですが」と冗談めかしつつ「4代目がよくやってくれた。ここに来てこんなに『相棒』が再びこのような状態になるのは、ある意味不思議。とてもうれしいです」と笑顔を見せた。

 会場では、映画シリーズの累計観客動員数が1千万人を突破したことが発表され、水谷は「想像できないぐらいの方が『相棒』に触れていらっしゃる。皆さまへの感謝しかありません。『相棒』といいますのは本当に不思議な世界だなと最近感じております。このようなことを経験できるなんてまるで夢を見ているようだと思うことがあります」と語った。

舞台あいさつに登壇したキャストたち

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