「日本アカデミー賞」『怒り』が11部門で最多受賞 宮崎あおいと広瀬すずは優秀主演&助演女優賞をダブル受賞

2017年1月16日 / 17:27

「第40回日本アカデミー賞」授賞式で司会を務める西田敏行(左)と安藤サクラ

 「第40回日本アカデミー賞」優秀賞発表記者会見が16日、東京都内で行われ、授賞式で司会を務める西田敏行と安藤サクラほかが出席した。

 優秀作品賞は『怒り』『家族はつらいよ』『シン・ゴジラ』『湯を沸かすほどの熱い愛』『64-ロクヨン-前編』の5作品で、優秀アニメーション作品賞には『君の名は。』映画『聲の形』『この世界の片隅に』『ルドルフとイッパイアッテナ』『ONE PIECE FILM GOLD』の5作品が選ばれた。

 中でも『怒り』は、李相日監督が優秀監督賞と優秀脚本賞を、優秀主演女優賞を宮崎あおい、優秀助演男優賞を妻夫木聡と森山未來、優秀助演女優賞を広瀬すずが受賞するなど、計11部門で受賞したほか、佐久本宝も新人俳優賞に選出された。

 また『シン・ゴジラ』が10部門で受賞したほか、宮崎は『バースデーカード』で優秀助演女優賞を、広瀬は『ちはやふる-上の句-』で優秀主演女優賞をそれぞれダブル受賞した。

 日本アカデミー賞協会 組織委員会の副会長を務める西田は「昨年の授賞式では頚椎をけがしまして、まったく身動きのできない状態のまま司会を務めさせていただいて…」と謝罪を込めて振り返り、「今年はなんとか体も動くようになりましたし、授賞式を楽しく、滞りなく進行できるよう努めたいと思っています」と語った。

 一方『百円の恋』で昨年の最優秀主演女優賞を受賞した安藤は「昨年、受賞が決まった時に皆さんからお祝いの言葉と同時に『来年大丈夫?』とすごく心配していただくことが多かった」と苦笑交じりに明かし、「この1年、ずっと忘れることなく『来年は司会だ、司会だ』と過ごしておりました」と笑わせた。

 緊張や不安、プレッシャーなどを吐露しながらも「すごい方々と一気にお会いできることはなかなかないので、一映画ファンとしても会場の空気を堪能したいと思っています」と語る安藤に、西田は「不安や心配する自分を含めて楽しんでいただける。そういうキャパシティを持っている女優さんで、表現者だと思う」と期待を口にした。

 授賞式の模様は3月3日午後9時から日本テレビ系で放送。


芸能ニュースNEWS

「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」「まさに『ノー・シェークスピア ノー・ライフ』というドラマだった」「最後はうるじい(井上順)もトニー(市原隼人)も楽しげに稽古していてよかった」

ドラマ2025年12月18日

 「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)の第11話(最終話)が、17日に放送された。  脚本・三谷幸喜、主演・菅田将暉による本作は、1984年の渋谷「八分坂(はっぷんざか)」を舞台に、1人の演劇青年が老若男女総 … 続きを読む

「スクープのたまご」通報かスクープか…週刊誌記者が直面  「『週刊千石』はいいチーム」「人脈と信頼が大切」

ドラマ2025年12月17日

 奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第11話が、16日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、1人の若き新人記者・信田日向子(奥山)の目を通して“週刊誌の存在意義 … 続きを読む

「新東京水上警察」最終回、ラストの意味深な人影に考察合戦展開 「まさか黒木? 続編あるのか?」「続編は礼子が刑事に?」

ドラマ2025年12月17日

 佐藤隆太が主演するドラマ「新東京水上警察」(フジテレビ系)の最終話が、16日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、水上警察を題材にし、佐藤隆太演じる碇拓真刑事と水上警察署のチームが、東京の海や川を警備艇で駆け巡り事件を追う、大 … 続きを読む

「娘の命」“沙織”新川優愛の狂気が爆発 「レイコの孤独が胸に刺さった」「復讐に成功してほしい」

ドラマ2025年12月17日

 齊藤京子と水野美紀がW主演するドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(カンテレ・フジテレビ系)の第11話が、16日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、55歳の母・篠原玲子(水野)が、壮絶なイジメで娘を死に追い … 続きを読む

「ちょっとだけエスパー」「また野木亜希子さんの脚本にやられた」「結局、生きていくことが最大のミッションなんだな」

ドラマ2025年12月17日

 「ちょっとだけエスパー」(テレビ朝日系)の第9話(最終話)が、16日に放送された。  本作は、会社をクビになり、人生詰んだサラリーマン(大泉洋)が、“ちょっとだけエスパー”になって世界を救う姿を描く完全オリジナルのSFラブロマンス。脚本は … 続きを読む

Willfriends

page top