蒼井優「映画の神様が降りてきた」 オダギリジョーとの“奇跡のシーン”を振り返る

2016年11月19日 / 21:34

最優秀女優賞を受賞した蒼井優

 「第8回TAMA映画賞授賞式」が19日、東京都内で行われ、『オーバー・フェンス』で共演したオダギリジョーと蒼井優がそれぞれ最優秀男女優賞を受賞した。

 同作は、妻子と別れ、職業訓練校に通う孤独な男・白岩(オダギリ)と彼が出会った風変わりな若いホステス・聡(蒼井)との心の触れ合いを描く。

 時に危うく、時に大胆な女性・聡を演じた蒼井は、役作りについて「台本を読んでも、分からないところもあったのですが、現場に入ったら流されたり、あらがったり、飲み込まれている間に撮影が終わってしまいました」としみじみと振り返った。

 撮影当時は「どのシーンもあまり記憶がないぐらい、いっぱいいっぱい」で、特に最終日に撮った2人のけんかのシーンは、「徹夜で体力がほぼない中での撮影だった」と話す蒼井だったが、「実際に出来上がったものを見てみると、映画の神様が降りてきたと感じずにはいられないシーンになっていた」と自身でも驚いた様子。

 見返してみて「いい映画だなって思った。自分が一番好きだなと思う映画に自分が出演できていることがうれしい」とほほ笑み、「これからも映画の中で生きていけたらなと思います」と熱く“映画愛”を語った。

 一方、オダギリは、マイクの前に立つと「11月19日というのは、あの有名な…松崎しげるさんの誕生日です。まさかそんな日に僕が賞を頂けるなんてとても光栄に思います」と冗談交じりにあいさつ。

 「今見終わったお客さんなんですよね? それでちょっとしゃべりづらい」と苦笑いを浮かべ、白岩の役作りを問われるも「とてもいいスタッフとキャストの方が集まって非常に楽しい現場だった。とにかく蒼井さんも素晴らしかったですし…」と多くを語らず。「みんな頑張ったんじゃないですかね」とマイペースに語った。

 今年40歳の節目を迎え、今後の展望について聞かれると「分からないっすね。先のことは。まあ、なんとか生きていけるんじゃないですか。アルバイトでも」とあっけらかんと答えた。

 「俳優として、そのやりたくない仕事までやって俳優を続けるのは嫌なので、“この作品だったらやりたい”というのをどんどん狭めていきたい」と信念を語り、最後は「なんか人生が楽しければ良いなと思います」とマイペースを貫いた。

最優秀男優賞を受賞したオダギリジョー

最優秀男優賞を受賞したオダギリジョー


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