向井理“イケメン評価”に複雑な思い 「自分でそんなふうに思ったこともない」

2016年9月30日 / 19:51

(左から)野波麻帆、向井理、平田満、蓬莱竜太氏

 舞台「星回帰線」の囲み取材が30日、東京都内で行われ、出演者の向井理、平田満、野波麻帆、作・演出の蓬莱竜太氏が登壇した。

 本作の主人公は、かつての恩人に呼ばれ、彼のもとを訪れた青年・三島(向井)。そこで、自給自足的な生活を送る工房の人々と出会った三島は、彼らの歓迎に感動を覚えるが、やがてそれが恩人の嫉妬を買うことになり、人間関係にひずみが生じるようになるという物語。

 3年ぶりの舞台出演となる向井は、初日を間近に控え「やっぱり吐きそうになるぐらい緊張します」と苦笑い。「毎回、本番前は二度と舞台はやらないと思うのですが、終わるとまたやりたいとなるのが魅力」とし「不安も大きいけどこの緊張感を大事にしていきたい」と力強く語った。

 一方“当て書き”が好きな蓬莱氏は「今回の舞台上では“イケメン”という言葉が、いい意味でも、厳しい意味でもたくさん出てきます」と予告。その理由は「普段、向井くんは“イケメン”と言われることに対して、いろいろ思うところがあるんじゃないかなと思いながら書いていた」とし、「見る人に『イケメンって大変だな』、『向井くんみたいに生まれてこなくて良かった』と思ってもらえる舞台にしたい」と冗談と本音を交えながらアピールした。

 これに対して向井は「いつからなんでしょうね。あの言葉が出てきたのは…」と語り、実際にイケメンと呼ばれることについては「個人的には、一くくりにされるのは好きではないです。個性がそれぞれあるので、やはり抵抗はあるし、自分でそんなふうに思ったこともない。イケメンの定義も分からないので」とぼやきつつ「まあ、最近は面倒なので(イケメンと言われたら)『はい、そうです』と言うようにしていますが。(これについては)“何周かしたな”という感じです」と語り、静かにほほ笑んだ。

 舞台は、10月2日~30日、都内、東京芸術劇場シアターウエストで上演。その後、愛知、札幌、新潟、京都、広島、北九州、鹿児島を巡回。


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