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杖をついて登壇したオダギリジョー
映画『オーバー・フェンス』東京プレミア上映会が28日、都内で行われ、出演者のオダギリジョー、蒼井優、松田翔太、北村有起哉、満島真之介、松澤匠、鈴木常吉、山下敦弘監督が登壇した。
この作品は『海炭市叙景』、『そこのみにて光輝く』の原作者・佐藤泰志氏による芥川賞候補作を映画化。妻子と別れ、職業訓練校に通う孤独な男・白岩(オダギリ)と彼が出会った風変わりな若いホステス・聡(蒼井)との心の触れ合いを描く。
主演のオダギリはこの日、杖をつきながら登壇。最初のあいさつで「杖をついているのはファッションでも何でもなくて、腰を痛めちゃいました。あんまり気にしないでください」と苦笑いで語った。
東京で上映されるのは今日が初めて。今の心境について「興奮と言うとちょっと大げさ。うれしいというとちょっと物足りない。ちょうど真ん中ぐらいの気持ちです」と表現したオダギリは、この映画を「素晴らしい脚本。ひとことで言うと、これは演じたいなと思えるというか、せりふに惑わされない台本でした。せりふよりも役者がやらなければならないこと多くて、俳優として刺激を受ける作品でした」と振り返った。
また、終盤には、「一つサプライズがあるのですが、(公開)初日の9月17日は諸事情で僕がいないんですよ」と切り出したオダギリ。「こんなことがあるのか、主演が初日舞台あいさつにいない、世の中そんなことが許されるのかと思いますが、公開日は製作委員会が決めたことなので…。そのスケジュールがもともとダメだったんです」と説明。
当日は海外にいるそうで、「だから今日をもって僕はこの場から消えることになります。でも、この作品が大好きなんです。次の日のニュースで“主演がいない”とか書かれちゃうかもしれないけど、本当にどうしようもなくて…。すみません!」とユーモアを交えて謝罪した。
先日は、妻で女優の香椎由宇が妊娠したことが一部週刊誌で報じられたオダギリ。退場間際に報道陣から「お子さん、おめでとうございます」と声を掛けられると「ありがとうございます」と返して会場を後にした。
映画は9月17日から公開。

(左から)満島真之介、松田翔太、オダギリジョー、蒼井優、北村有起哉
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