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佐々木蔵之介(左)と北村有起哉
舞台「BENT(ベント)」のトークセッション風稽古場合同取材会が14日、東京都内で行われ、出演者の佐々木蔵之介、北村有起哉ほかが出席した。
本作は、第2次世界大戦下のドイツを舞台に、セクシャルマイノリティーの人々が受けた想像を絶する弾圧と、その中で育まれる究極の愛を描いた問題作。佐々木と北村は同性愛者を演じる。
「ショーシャンクの空に」、「マクベス」などハードな舞台が続く佐々木は「次はライトコメディーをやりたかった」と苦笑い。オファーを受けた当初も、作品の大きさに「台本を置いた。僕には無理だと思った」というが、それでももう1回読み直したところ「ひょっとしたら(自分にもできる)可能性があるのかな…」と思い直し、承諾したという。
一方、本作を知っていたという北村も「ゲイの役。ついに来たかとため息をついた。やるからには相当な覚悟が必要だった」と告白。最初の本読みで泣いてしまったと明かしつつ、「役が『泣く』とは書いていない。それをグッとこらえて泣かないように頑張らないと。少しでも客観的になると泣いてしまう。それが本当に怖い」と作品の持つ力を語った。
稽古は始まったばかりだが、佐々木は「北村さんは、稽古場で裸足に雪駄を履いている。その足を触っている姿、それすらいとおしく見えてきた。愛せるような気になってきた」とすっかり役にのめりこんでいる様子。
これまで北村とは何度も共演経験があるものの、こんな気持ちになったことは「全くなかった」と言い、今回はキスシーンもあることから「稽古場に、エチケットのため、歯ブラシとか口をすすぐの(口内洗浄液)を置いている。相手が女優さんの時よりも気を使うかも」と照れながら明かした。
北村も「いわゆる“エアーセックス”のシーンがある。家に帰ると、恥ずかしくてとても声を出して台本は読めない。でも、稽古場に来ると全然恥ずかしくない。不思議ですね。少しでも照れが入ったら駄目。本作の見どころの一つ。嫌らしい意味じゃなくて。お客さんもドキドキすると思う」とアピールした。
舞台は7月9日~24日、都内、世田谷パブリックシアターを皮切りに、仙台、京都、広島、福岡、大阪で上演予定。
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