佐々木蔵之介、同性愛者役に挑戦 「北村有起哉がいとおしく見えてきた」

2016年6月14日 / 15:19

佐々木蔵之介(左)と北村有起哉

 舞台「BENT(ベント)」のトークセッション風稽古場合同取材会が14日、東京都内で行われ、出演者の佐々木蔵之介、北村有起哉ほかが出席した。

 本作は、第2次世界大戦下のドイツを舞台に、セクシャルマイノリティーの人々が受けた想像を絶する弾圧と、その中で育まれる究極の愛を描いた問題作。佐々木と北村は同性愛者を演じる。

 「ショーシャンクの空に」、「マクベス」などハードな舞台が続く佐々木は「次はライトコメディーをやりたかった」と苦笑い。オファーを受けた当初も、作品の大きさに「台本を置いた。僕には無理だと思った」というが、それでももう1回読み直したところ「ひょっとしたら(自分にもできる)可能性があるのかな…」と思い直し、承諾したという。

 一方、本作を知っていたという北村も「ゲイの役。ついに来たかとため息をついた。やるからには相当な覚悟が必要だった」と告白。最初の本読みで泣いてしまったと明かしつつ、「役が『泣く』とは書いていない。それをグッとこらえて泣かないように頑張らないと。少しでも客観的になると泣いてしまう。それが本当に怖い」と作品の持つ力を語った。

 稽古は始まったばかりだが、佐々木は「北村さんは、稽古場で裸足に雪駄を履いている。その足を触っている姿、それすらいとおしく見えてきた。愛せるような気になってきた」とすっかり役にのめりこんでいる様子。

 これまで北村とは何度も共演経験があるものの、こんな気持ちになったことは「全くなかった」と言い、今回はキスシーンもあることから「稽古場に、エチケットのため、歯ブラシとか口をすすぐの(口内洗浄液)を置いている。相手が女優さんの時よりも気を使うかも」と照れながら明かした。

 北村も「いわゆる“エアーセックス”のシーンがある。家に帰ると、恥ずかしくてとても声を出して台本は読めない。でも、稽古場に来ると全然恥ずかしくない。不思議ですね。少しでも照れが入ったら駄目。本作の見どころの一つ。嫌らしい意味じゃなくて。お客さんもドキドキすると思う」とアピールした。

 舞台は7月9日~24日、都内、世田谷パブリックシアターを皮切りに、仙台、京都、広島、福岡、大阪で上演予定。


芸能ニュースNEWS

「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」「最後、全部生田斗真に持っていかれたわ」「今まで文句を言いながらも見続けてきた人へのご褒美みたいな回だった」

ドラマ2025年11月20日

 「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)の第8話が、19日に放送された。  脚本・三谷幸喜、主演・菅田将暉による本作は、1984年の渋谷「八分坂(はっぷんざか)」を舞台に、1人の演劇青年が老若男女総勢25人超の … 続きを読む

「スクープのたまご」日向子の背後を追う“謎の男”が登場 「事件の概要が見えて面白くなってきた」

ドラマ2025年11月19日

 奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第7話が、18日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、週刊文春を徹底取材して書かれた大崎梢氏の同名小説を実写化。大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、1人の若き新 … 続きを読む

「新東京水上警察」予想外の犯人逮捕、“日下部”加藤シゲアキの求婚に反響 「神鬱回でおもろかった」「切ないプロポーズで苦しい」

ドラマ2025年11月19日

 佐藤隆太が主演するドラマ「新東京水上警察」(フジテレビ系)の第7話が、18日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、水上警察を題材にし、佐藤隆太演じる碇拓真刑事と水上警察署のチームが、東京の海や川を警備艇で駆け巡り事件を追う、大 … 続きを読む

「娘の命」“レイコ”齊藤京子がラスボス“沙織”新川優愛に宣戦布告 「ヘビーな展開で驚いた」「ボスママはさすがに手強い」

ドラマ2025年11月19日

 齊藤京子と水野美紀がW主演するドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(カンテレ・フジテレビ系)の第7話が、18日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、55歳の母・篠原玲子(水野)が、壮絶なイジメで娘を死に追いや … 続きを読む

「ちょっとだけエスパー」「分かってきたことと深まる謎とで次回も楽しみ」「とにかく四季ちゃん(宮﨑あおい)がかわいらしい。私も文太(大泉洋)と一緒にドキドキ」

ドラマ2025年11月19日

 「ちょっとだけエスパー」(テレビ朝日系)の第5話が、18日に放送された。  本作は、会社をクビになり、人生詰んだサラリーマン(大泉洋)が、“ちょっとだけエスパー”になって世界を救う姿を描く完全オリジナルのSFラブロマンス。脚本は野木亜紀子 … 続きを読む

Willfriends

page top