西田敏行、映画イベントに杖をついて登場 体調は「万全です」

2016年7月27日 / 21:46

(左から)西田敏行、宮沢りえ、ニール・セディ

 映画『ジャングル・ブック』歌舞伎座ジャパンプレミアが27日、東京都内で行われ、日本人吹き替え版キャストの松本幸四郎、西田敏行、宮沢りえ、伊勢谷友介、来日ゲストで主人公モーグリ役のニール・セディ、ジョン・ファヴロー監督ほかが登壇した。

 この映画は、ジャングルの動物に育てられた人間の少年モーグリと、彼を取り巻く動物たちとの絆や葛藤を描いた心揺さぶる感動ドラマ。

 今年に入ってから頚椎亜脱臼、その後もたんのう炎摘出手術などで休養していた西田は、6月に退院。テレビ収録で復帰は果たしていたものの、公の場に出てくるのはこれが初めてとなった。レッドカーペットに杖をつきながら現れた西田は「体調は大丈夫ですか?」という問いかけに「万全です」と回答。

 120年を超える歌舞伎座の歴史の中で、洋画のプレミア・イベントが行われるのは今回が初めてとあり「日本の伝統芸能である歌舞伎の殿堂でディズニー・ワールドを味わえるってすごいよね。そのイベントに参加できるというのがとってもうれしい」と元気な笑顔を見せた。

 舞台あいさつでは、「今年の1月末に頚椎を亜脱臼して2月から4カ月半入院生活を余儀なくされました」と自ら切り出した西田。退院後すぐの仕事がこの『ジャングル・ブック』だったそうで、「その前に英語版を見せていただいて、(モーグリ役の)ニールからいろんな刺激を受けました。初演技なのに一生懸命頑張ったモーグリを見ていて、いろんな意味で自分のモチベーションが高まっていきました」と振り返った。

 西田自身は、モーグリの一番の友達、自由で陽気なクマのバルーの声を担当。「健康なときに(英語版を)見ていたらおそらく(自分が演じる時は)“もうちょっといろんなことをやってやろう”と思っただろうけど、ちょっとケガしている状態だったので、すなおにバルーの良さを感じることができました」としみじみ。日本のファンに向けて「これはもうぜひ映画館でご覧になってください。そして子どもはいろんな情操を育んでください。大人たちは生きるってことがなんて素晴らしいかということをもう一度確認してください。そんな映画です」とアピールした。

 映画は8月11日から全国公開。

(左から)西田敏行、宮沢りえ、ニール・セディ、ジョン・ファヴロー監督、松本幸四郎、伊勢谷友介、プロデューサーのブリガム・テイラー

(左から)西田敏行、宮沢りえ、ニール・セディ、ジョン・ファヴロー監督、松本幸四郎、伊勢谷友介、プロデューサーのブリガム・テイラー


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