鶴瓶、新作落語の歌舞伎化に大喜び 「発端はタモリさんとの会話」

2016年7月8日 / 19:04

 歌舞伎座8月公演「廓噺山名屋浦里(さとのうわさやまなやうらざと)」の制作発表会見が8日、東京都内で行われ、中村勘九郎、中村七之助、笑福亭鶴瓶が登壇した。

 本作は、2015年に鶴瓶が口演した新作落語「山名屋浦里」を歌舞伎化したもの。吉原に実在した花魁を題材にした人情話で、主人公の酒井宗十郎を勘九郎が、花魁の浦里を七之助が演じる。

 新作落語を作った経緯について鶴瓶は「タモリさんが12年に『笑っていいとも!』のメーク室で『花魁と武士の話がいいよ』『これ落語にしてよ』って話してくれた」と説明。

 タモリもNHKの「ブラタモリ」の収録で吉原を訪れた際に知った話だそうだが、その面白さに「分かった。それ絶対落語にできるわ」と乗り気になった鶴瓶は、実際に落語として口演。「その時に、落語を見に来てくれていた勘九郎が『これは歌舞伎にできる。お願いします』と言ってきて…」とさらに発展したことを明かした。

 それからあっという間にこの日の制作発表となり「びっくり。こんなに早くに実現されるとは思っていなかった」と驚きつつも大喜びの鶴瓶は「タモリさんのおかげ。今回も『名前載せたら』って何度も言ったんですが、『歌舞伎にタモリは似合わねーよ』って」と断られたことを明かした。

 また、生前親交のあった二人の父である中村勘三郎の存在に触れ「勘三郎が全部“操作”しているような思いがあります。落語が歌舞伎になった。本当にうれしい。歌舞伎座でそれが実現するのが本当に楽しみ」と満足げにほほ笑んだ。

 一方、勘九郎も、鶴瓶の新作落語を見に行ったのは「父と子のルーツを探す番組(収録)内でのこと」と明かし、「完全にこれは父親が巡り合わせてくれたんだなと思った」としみじみ。「本当に心温まる作品。始まって2分後には全ての情景が頭の中に(歌舞伎のイメージとして)出てきた。終わってすぐにお願いした」と言い「僕が初めてこの落語を聞いた時の感動をそのままお客さんに伝えるのが使命だと思って頑張ります」と語った。

 七之助も「鶴瓶さんと一緒に仕事できるのがすごくうれしい。父がくれたプレゼントだと思っている。プレッシャーもありますが楽しくやりたいと思います」と意気込みを語った。


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