黒木瞳、初監督作公開までの苦労を振り返る 木村佳乃「監督としては非常に厳しかった」

2016年6月25日 / 14:42

黒木瞳監督

 映画『嫌な女』の初日舞台あいさつが25日、東京都内で行われ、出演者の吉田羊、木村佳乃、中村蒼、古川雄大、ラサール石井、黒木瞳監督が登壇した。

 桂望実氏のベストセラー小説を映画化した本作は、堅物弁護士と天才詐欺師という立場も境遇も違う対照的な女性の、人生の交わりを描く。

 弁護士の徹子を演じた吉田は「朝早くからありがとうございます。『映画を初日に見る人に悪い人はいないよ』と亡くなったおばあちゃんが言っていましたが、本当にその通りで、皆さまの顔が天使に見えます」と語り、ほほ笑んだ。

 一方、詐欺師の夏子を演じた木村も「瞳さんの初監督作品に出させていただいて、本当に光栄でした」と感謝しつつ「第一線で活躍されている大先輩の女優である瞳さんなのですが、監督としては非常に厳しかったです。同じ女優でもあるので、今まで男性監督には指摘されたことのないような演技指導も受けたりして、私も大変勉強になりました。また羊さんともすごくバチバチする役柄で、お互い刺激し合いながら“熱い夏”を過ごしました」と振り返った。

 本作が初監督作となった黒木も「本当にありがとうございます。皆さんのごあいさつを聞いているだけで感無量です」とあいさつし、「この原作を頂いたのが5年前。それから何度も諦めようと思ったりもしました。くじけそうにもなりましたし、撮影に入ってからも“帰ろうかな”と思ったことも正直1回だけあります」と告白。

 続けて「ですけど、私の背中を押してくれたのはやはり“イメージを形にしよう”と頑張ってくれたスタッフの支え、そして、現場でキラキラした演技を見せてくださる皆さんのオーラ、そしてこの映画を見た皆さんが“きっと笑顔になってくださるだろう”と信じることでした」と感謝の言葉を口にした。

 最後は、サプライズで観客が一斉に「公開初日、おめでとう~!」と黒木監督とキャストを祝福。これには黒木監督も「私たちが皆さまを元気にさせたいと思っていましたが、今、私たちが皆さまから元気を頂きました。ありがとうございます」と目を潤ませた。

(左から)黒木瞳監督、中村蒼、吉田羊、木村佳乃、古川雄大、ラサール石井

(左から)黒木瞳監督、中村蒼、吉田羊、木村佳乃、古川雄大、ラサール石井


芸能ニュースNEWS

「ぼくたちん家」初恋を語る“玄一”及川光博のせりふに反響 「前を向けるいい言葉」「玄一さん、すごい。名言だ」

ドラマ2025年11月3日

 及川光博が主演するドラマ「ぼくたちん家」(日本テレビ系)の第4話が、11月2日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、主人公の心優しきゲイ・波多野玄一(及川)と、彼が出会ったクールなゲイの青年・作田索(手越祐也)、トーヨコ … 続きを読む

「ザ・ロイヤルファミリー」「毎週オッサンたちに泣かされる」「目黒蓮は予想外の役だった」

ドラマ2025年11月3日

 日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」(TBS系)の第4話が、2日に放送された。  妻夫木聡主演の本作は、早見和真の同名小説をドラマ化。競馬の世界を舞台に、ひたすら夢を追い続けた熱き大人たちが、家族や仲間たちとの絆で奇跡を起こしていく、人間と … 続きを読む

「ひと夏の共犯者」“巧巳”橋本将生が“澪”恒松祐里の手を引くシーンに反響 「2人が幸せそうでかわいい」「将生くんの眼差しがいい」

ドラマ2025年11月2日

 timeleszの橋本将生が主演するドラマ「ひと夏の共犯者」(テレ東系)の第5話が、31日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、大学生の主人公・岩井巧巳(橋本)が、推しのアイドル・片桐澪(恒松祐里)との夢のような同居生活 … 続きを読む

「良いこと悪いこと」“宇都見”木村昴の正体に視聴者仰天 「ラストの展開に目が飛び出た」「怖っわ…」

ドラマ2025年11月2日

 間宮祥太朗と新木優子がW主演するドラマ「良いこと悪いこと」(日本テレビ系)の第4話が、1日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、鷹里小学校・6年1組のリーダーだった高木将(間宮)が、22年ぶりにタイムカプセルを掘り起こし … 続きを読む

「コーチ」「指導されるゲスト刑事と犯人のキャスティングが面白い」「コーチの過去がとても気になる」

ドラマ2025年11月2日

 「コーチ」(テレビ東京系)の第3話が、31日に放送された。  本作は、堂場瞬一氏の同名小説をドラマ化。警視庁人事二課から派遣された特命職員向井光太郎(唐沢寿明)の的確なアドバイスによって、悩みを抱えた若手刑事たちが刑事としても人間としても … 続きを読む

Willfriends

page top