木村佳乃、劇中バトルで本当にぶったら 「(吉田)羊ちゃんの顔が怖くて…」

2016年6月15日 / 21:34

本当にぶたれた吉田羊

 映画『嫌な女』の完成披露プレミアイベントが15日、東京都内で行われ、出演者の吉田羊、木村佳乃、黒木瞳監督が登壇した。桂望実氏のベストセラー小説を映画化したこの作品は、堅物弁護士と天才詐欺師という境遇も立場も違う対照的な女性の、人生のケミストリーを鮮やかに描いた人生ドラマ。

 この映画で初めて監督に挑戦した黒木は「今日は奇跡の日です」としみじみとあいさつ。原作との出会いや、女優陣のオファー快諾を振り返り、「いろんな出来事、“マル”が一つずつ一つずつ積み上げられ、この日を迎えることができました。その中の一つでも“マル”じゃなかったら今日はなかったと思います」と話すと、W主演した2人にも「女優魂、根性というか本当に真摯(しんし)な姿勢に(私も)背中を押していただきました」と感謝した。

 今回、弁護士の徹子を演じた吉田は、黒木監督から一番しんどかったことを問われると「台本を読んで、これがこの映画の一番“山場”になるだろうなと思ったところが、撮影初日のファーストシーンだったことです」と回答。これに黒木監督が「すみません。女優が体力あるうちに大事なシーンを撮ろうと思って…」と詫びるも、吉田は「でもアレを乗り越えたからこそ、(撮影期間の)1カ月を乗り切ることができたと思います。瞳さんの計画勝ちですね」とほほ笑んだ。

 一方、詐欺師の夏子を演じた木村は「1人の男性を佐々木希ちゃんと取り合うのですが、希ちゃんが出てきた瞬間にこれは取られるだろう…と思って、精神的にしんどかったです。希ちゃんがめちゃくちゃかわいいんですよ」とため息を漏らし、笑いを誘った。

 また、劇中でバトルシーンがあるという2人。吉田が「佳乃ちゃんが私をたたくシーンがあるんですが、まあ、うまいんですよ。たたき慣れてるなーと思って…」と冗談交じりに振り返れば、木村も「『本当に当てろ』と言われたので、ものすごい勢いでぶったんですが、ぶった後の(振り返った)羊ちゃんの顔が本当に怖くて…」と述懐。そんな2人の迫真の演技に、黒木監督も「こちらから見ていて、やった!と思いました。もっとやれやれ!という感じで…」と満足げだった。

 また、バトルの最後には徹子が夏子にせりふを吐き捨てるシーンもあるそうで、吉田は「散々バトルして疲労困憊(こんぱい)した中でせりふを言ったら、瞳さんがピューって飛んできて、『羊ちゃん、ちょっと森進一さんみたいになってるから』って…」と監督からダメ出しが飛んだことを告白。黒木監督が「そうそう。『“おふくろさん”みたいですよ』って言ったら、真剣なシーンなのにお2人が爆笑されちゃって」と振り返り、木村も「瞳さんが真剣な顔でおっしゃったんです。それが面白くて…」と思い出し笑いが止まらなかった。

 映画は6月25日から公開。

(左から)木村佳乃、吉田羊、黒木瞳監督

(左から)木村佳乃、吉田羊、黒木瞳監督


芸能ニュースNEWS

「ぼくたちん家」“玄一”及川光博の言葉「50歳もちゃんと楽しい」に反響 「生きる希望を感じた」「50歳の楽しみ方がすてき過ぎる」

ドラマ2025年11月17日

 及川光博が主演するドラマ「ぼくたちん家」(日本テレビ系)の第6話が、16日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  心優しきゲイのおじさん・波多野玄一(及川)は、作田索(手越祐也)と“いい感じ”になってきたのに、初恋の人・鯉登(大谷 … 続きを読む

「ザ・ロイヤルファミリー」「ロイヤルホープ、最後の有馬記念に感動」「まだ中盤なのに最終回のごとき盛り上がり」

ドラマ2025年11月17日

 日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」(TBS系)の第6話が、16日に放送された。  妻夫木聡主演の本作は、早見和真の同名小説をドラマ化。競馬の世界を舞台に、ひたすら夢を追い続けた熱き大人たちが、家族や仲間たちとの絆で奇跡を起こしていく、人間 … 続きを読む

「イイワル」“4人目の犠牲者”に視聴者衝撃 「ラスト5分に怖さが密集してた」「黒幕の口封じか」

ドラマ2025年11月17日

 間宮祥太朗と新木優子がW主演するドラマ「良いこと悪いこと」(日本テレビ系)の第6話が、15日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  連続殺人事件の真相を追う高木将(間宮)と猿橋園子(新木)が4件目の被害を食い止めようと奔走する中、 … 続きを読む

「ひと夏の共犯者」ラストの月夜のシーンに「2人の心が美し過ぎる」 「“巧巳”橋本将生が“眞希”恒松祐里を抱き締める姿が泣けた」

ドラマ2025年11月17日

 timeleszの橋本将生が主演するドラマ「ひと夏の共犯者」(テレ東系)の第7話が、14日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、大学生の主人公・岩井巧巳(橋本)が、推しのアイドル・片桐澪(恒松祐里)との夢のような同居生活 … 続きを読む

「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」「最後は皆に帰ってきてほしい」「話がとっ散らかったままどんどん膨らんでいく」

ドラマ2025年11月13日

「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)の第7話が、12日に放送された。  脚本・三谷幸喜、主演・菅田将暉による本作は、1984年の渋谷「八分坂(はっぷんざか)」を舞台に、1人の演劇青年が老若男女総勢25人超の全 … 続きを読む

Willfriends

page top