湊かなえ、ベストマザー賞“文芸部門”を受賞 仕事でのモットーは「家族にしわ寄せがいかないよう」

2016年5月6日 / 20:43

 「第9回 ベストマザー賞2016」授賞式が6日、東京都内で行われ、文芸部門で同賞を受賞した作家の湊かなえ氏が登壇した。「ベストマザー賞」は、ママたちの憧れや目標となる“ベストマザー”を、実際のママたちの投票のみで選出するもので、今年で9回目。

 14歳の長女がいる湊氏は、今回の受賞を喜びつつ、「本当に立派な母親じゃないので、ずっと家族に言えなくて…。昨日、『実は明日東京に行くのはベストマザー賞の授賞式なんだよ』と言うと『えーっ!』となって…。『おめでとう』とは言ってもらえましたが、最初は『これでベストマザーか…』と驚かれました」と家族の反応を明かして、笑わせた。

 「告白」など、ダークな作風の多い湊氏は「子育ての経験を(作品に)直接生かすとかはない。逆にそれをしないようにしてきた。うちの話ではなくて普遍的な物語を書きたいので」ときっぱり。それでも、「母親の目線と娘の目線の両方を持つことができたのは、作品に大きな広がりを持たせることにつながったと思う」と言い、また「子どもがつらい目に合うシーンは、書いているとつらくなるので、(気持ちを)突き放さないと書けない」と執筆活動の様子も語った。

 娘は小さいころからよく寝る子だったと言い「本当にどこかにスイッチがあるのかと思うほど、8時9時になると3秒ぐらいでコトンと寝てくれた。大きな病気もすることなく、元気に育ってくれたので、執筆する時間をたくさんもらいました」と娘にも感謝。

 仕事をする上でのモットーは「小説を書いているのは、私が勝手にやっていることなので、なるべくそのしわ寄せを子どもとか家族に寄せないように…。“疲れてるから”というのは絶対口にしてはいけないなと、この8年ぐらい自分に言い聞かせてきました」と語った。

 これまで娘からもらって一番うれしかったプレゼントは、子どもからの「手紙」と「言葉」だったという。「娘の誕生日に、ごちそうを作って一緒に食事をしていたのですが、子どもが『お母さんの方が張り切ってるやん』って。でもその後に『今日はお母さんの出産記念日でもあるからね』って言ってくれた」と紹介し、「そう言ってくれたことがすごいプレゼント。すごいいい子でしょ?」とちゃめっ気たっぷりにほほ笑んだ。

 6月に発表される「第29回 山本周五郎賞」に「ユートピア」がノミネートされている湊氏。受賞の期待も高まるが、「自分のことでうれしいよりも、子どものことでうれしいことがあるほうがうれしい。こういった文学賞などをいただけることはすごくありがたいことですが、もし運の数が決まっているとしたら自分に使わずに子どもに使いたい」とコメント。モデル・押切もえの「永遠とは違う一日」も候補作品だが、「山本周五郎賞がこんなに大きく取り上げられるなんて、やはり芸能人の方はすごいなと思います」と率直な思いを語った。


芸能ニュースNEWS

「リブート」「早瀬と夏海は最後に元の顔に戻れるのかな」「最終回、大どんでん返しや大逆転を期待しちゃう」

ドラマ2026年3月23日

 日曜劇場「リブート」(TBS系)の第9話が、22日に放送された。  本作は、最愛の妻の死をめぐってうそと真実が入り乱れ、日曜劇場史上類を見ない怒濤のスピードで展開していく“エクストリームファミリーサスペンス”。鈴木亮平が善良なパティシエと … 続きを読む

「身代金は誘拐です」最終回 京子を殺害した犯人が判明 武尊“勝地涼”ら家族の決断に「予想外の結末」

ドラマ2026年3月21日

 勝地涼と瀧本美織がW主演するドラマ「身代金は誘拐です」(読売テレビ・日本テレビ系)の最終話が、19日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、娘を誘拐された夫婦が「娘の命を救うために、他人の子どもを誘拐できるか?」という極限 … 続きを読む

「ラムネモンキー」「マチルダ(木竜麻生)、生きていてほしいなあ」「『Everyday』が流れる中で、皆でラムネを開けるシーンにうるっときた」

ドラマ2026年3月19日

 「ラムネモンキー」(フジテレビ系)の第10話が、18日に放送された。  本作は、かつての恩師の失踪事件の謎が3人の大人を再起動させる「1988青春回収ヒューマンコメディー」。反町隆史、大森南朋、津田健次郎主演。脚本は古沢良太氏。(*以下、 … 続きを読む

「再会」最終回 “真犯人”の裏の顔に衝撃「まさかの極悪人」 ラストの展開に「運命の2人」「博美がかわいそう」の声

ドラマ2026年3月18日

 竹内涼真が主演するドラマ「再会~Silent Truth~」(テレビ朝日系)の最終話が、17日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、横関大氏の推理小説『再会』をドラマ化。刑事・飛奈淳一(竹内)が、殺人事件の容疑者となった … 続きを読む

「未来のムスコ」「最後に『えっ?』となる展開。最終回が早く見たい」「颯太の養子説が浮上か」

ドラマ2026年3月18日

 火曜ドラマ「未来のムスコ」の(TBS系)の第9話が、17日に放送された。  本作は、夢も仕事も崖っぷちのアラサー女性・汐川未来(志田未来)のもとに、“未来のムスコ”だと名乗る颯太(天野優)が現れたことから始まる、時を超えたラブストーリー。 … 続きを読む

page top