松田龍平、柄本明との親子役での苦労を語る 「すごくやりづらかった」

2016年3月29日 / 19:06

松田龍平(左)と柄本明

 映画『モヒカン故郷に帰る』の東京プレミア上映会が29日、東京都内で行われ、出演者の松田龍平、柄本明、前田敦子、もたいまさこ、千葉雄大と沖田修一監督、花束プレゼンターとして小柴亮太が出席した。

 本作は、恋人との結婚報告のため7年ぶりに故郷・広島へ帰ったモヒカン頭の売れないバンドマン永吉(松田)が、末期がんの父親(柄本)の願いをかなえるべく一家総出で奮闘する現代版ホームドラマ。

 松田との親子役について柄本は「いずれ龍平くんとは親子の役をやるだろうな、なんてことは考えていなかったのですが…」と苦笑したが、違和感なく演じられたという。

 一方、松田は「柄本さんとやれて本当に幸せでした。すごくやりづらかったのですが、それが父と息子の複雑な関係性や雰囲気として出ていたんじゃないかと思います。とにかく大先輩です」と正直な思いを明かして笑いを誘った。

 もたいと嫁、しゅうとめの関係を演じた前田は「まさこ様はとても格好いいので、現場でも私たち若者をウェルカムに受け止めてくれました。その胸に飛び込んでいった感じです」と笑顔で語った。

 もたいも「結婚のあいさつに来る話ですが、映画の上でも普段過ごしている時もどんどん好きになりました。理想かどうかは分からないけど、私にとってはすごくかわいいお嫁さんでした。本当に大好き」と仲の良いところを見せた。

 また、松田との初の夫婦役について前田が「客観的に見て、今回の永吉はすごく龍平さんの素に近いのではないかと思います。自分の言ったことにへらへら笑うところがかわいいと思いました」と振り返ると、松田は前田ともたいによる嫁、しゅうとめのシーンを「嫁、しゅうとめの空気感というか、永吉に見せない顔を見られたなと思って。そのシーンがお気に入りです」とうれしそうに明かした。

 映画は4月9日からテアトル新宿ほか全国拡大公開。

(左から)沖田修一監督、前田敦子、松田龍平、柄本明、もたいまさこ、千葉雄大、小柴亮太

(左から)沖田修一監督、前田敦子、松田龍平、柄本明、もたいまさこ、千葉雄大、小柴亮太


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