たけし“討論できる映画”の重要性を訴える 「最近はあまりにもエンターテインメント重視」

2016年2月27日 / 16:56

 映画『女が眠る時』の初日舞台あいさつが27日、東京都内で行われ、出演者のビートたけし、西島秀俊、忽那汐里、小山田サユリ、ウェイン・ワン監督が登壇した。

 本作は、『スモーク』などのワン監督が、初めて日本人キャストを使って製作した魅惑のミステリー。「第66回ベルリン国際映画祭」のパノラマ部門にも正式出品された。

 ベルリン映画祭に参加できなかったたけしは「俺も行きたかったけど、山梨のラドン温泉の営業が入っていてどうしても行けなくて…」と冗談交じりにこぼし、笑いを誘った。

 映画祭の会場では“たけしのビデオメッセージ”がサプライズで流されたという。映画祭に参加した西島は「北野さんが『飛行機代がないから“シベリア超特急”に乗って…』というところでみんなが大爆笑していました」と観客の反応を報告した。

 たけしは「ベルリンにはよく誘われるんですけど、どういうわけかスケジュールが合わなくて…やっぱり1年前から準備しなきゃ駄目だな」と残念がった。

 また、難解とされる本作については「私自身、一体どのように解釈したらいいか分からなくなって、たまに評論家の言っていることを(取材で)そのまま答えたこともあった」と正直に語った。

 それでも「アクションとか、一方通行的で楽な、考えさせることのないエンターテインメントがじゃんじゃん出てくるこの時代に、ウェイン監督はよくぞこの映画を作ってくれた。もう一度、映画の原点に戻れる作品ができたと思う」と胸を張った。

 最後のあいさつでも、たけしは最近の邦画界に対し「あまりにもエンターテインメント重視。“何人お客が入ったか”ということばかりで、遊園地のような映画がもてはやされる。(見た後に)何時間も討論できるような映画を片一方ではちゃんと作っていかなければいけない」と訴えた。

 しかし「そう言いながらも『アウトレイジ』をしようとしている自分が恥ずかしい。どうもすみません」とたけし節で締めくくり、会場を盛り上げた。

(左から)小山田サユリ、西島秀俊、ビートたけし、忽那汐里、ウェイン・ワン監督

(左から)小山田サユリ、西島秀俊、ビートたけし、忽那汐里、ウェイン・ワン監督


芸能ニュースNEWS

江口洋介、13年ぶりの新シリーズに「期待して待っていて」 松嶋菜々子、後輩たちにアドバイス「何でもいいから始めて、長く続けること」

ドラマ2026年10月6日

 10月期月9ドラマ「救命病棟24時」制作発表会見が、6日、東京都内で行われ、出演者の江口洋介、松嶋菜々子、木戸大聖、萩原利久、白石聖、横田真悠、中山翔貴、杏花、八嶋智人、沢村一樹が出席した。  本作は、救命救急の現場で命に向き合う医師や看 … 続きを読む

北山宏光、“グアム恋愛旅”に行くなら「初日からアプローチする派」 石川恋、ドローンと並走する「北山さんの水上バイクの運転がプロ並み」

ドラマ2026年10月6日

 ドラマ「私があなたといる理由2~グアムを訪れた8人の男女の10日間~」の記者会見が東京都内で行われ、出演者の北山宏光、吉谷彩子、石川恋、雛形あきこ、少路勇介、佳久創、萩原聖人ほかが登場した。  本作は、マッチングアプリのキャンペーンに当選 … 続きを読む

『DIGGER/ディガー』来日記者会見 トム・クルーズ「せりふを覚えることは一番簡単な部分」

映画2026年10月5日

 映画『DIGGER/ディガー』(10月9日公開)の来日記者会見が5日、東京都内で行われ、主演のトム・クルーズとアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督が登壇した。  本作は、石油採掘会社のCEO、大金持ちでごう慢な権力者・ディガーが、欲深い行動 … 続きを読む

日曜劇場「VIVANT」「リュウは一体何者なんだ?」「予告は信用しない。必ず裏をついてくるから」

ドラマ2026年10月5日

 「VIVANT」(TBS系)の第19話が4日に放送された。  本作は、2023年夏、日本中を熱狂させたドラマの続編。乃木憂助(堺雅人)の冒険には、まだ続きがあった。前作のラストシーンから直結する物語。“世界を巻き込む大きな渦”が、ついに別 … 続きを読む

与田祐希、“スパルタ恋愛レッスン”は「勉強になります」 野村周平「こんなに脱ぐことはない。僕の肉体美を楽しみにして」

ドラマ2026年9月30日

 ドラマ「溺愛カレシの作り方 ~セから本命になる女の子の話~」の記者会見が東京都内で行われ、出演者の与田祐希と野村周平が登場した。  本作は、ざくざくろ氏の同名作品が原作。思わせぶりな態度で翻弄(ほんろう)する同僚・綿貫圭介(野村)に片思い … 続きを読む

page top