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2006年に公開された映画『デスノート』の続編『デスノート 2016』(今秋公開)のキャストが発表され、俳優の東出昌大、池松壮亮、菅田将暉が出演することが分かった。
「デスノート」は大場つぐみ氏原作、小畑健氏が作画を手掛け、2003年~06年に「週刊少年ジャンプ」に連載された人気マンガが原作。名前を書いた人間を死なせることができるという死神のノート「デスノート」を使って犯罪者を抹殺し、理想の世界を作り上げようとする夜神月(ヤガミ・ライト)と、世界一の名探偵・Lたちによる頭脳戦を描く物語は大反響を呼び、アニメ化、実写映画化、舞台化され、15年には連続ドラマとしても放送された。
“月とLの死から10年を経た世界”を舞台に描く今回の映画では、原作に存在しながらも未だ使われていなかった「6冊ルール」を採用。死神が地上にデスノートをばらまき大混乱に陥った世界で、6冊のデスノートを全て手にした者が地上を制する…という事実を前に、キラ復活を望む者、それを阻止する者たちの究極の争奪戦の幕が切って落とされる。メガホンをとるのは『図書館戦争』シリーズを手掛けた佐藤信介監督。
今作の主人公は東出演じるデスノート対策本部特別チームの捜査官、三島創。三島は10年前のキラ事件と夜神総一郎の資料から夜神月のことを徹底的に調べ上げ、研究ノートを作成し“デスノートヲタク”と呼ばれるほど「事件とルール」に精通する人物だ。
また、三島とともにデスノートを追う世界的探偵、竜崎役には昨年も数多くの映画賞を受賞した実力派俳優、池松壮亮。竜崎はLが生前に遺した遺伝子から生まれた、正統な後継者という設定だ。
そして、三島や竜崎をも翻弄(ほんろう)する狂気の天才、サイバーテロリストの紫苑優輝には個性派俳優、菅田将暉。紫苑は狂った男に一家全員を殺され、その犯人をキラが殺してくれたことから彼を“神”と崇め、高度なハッキング能力を駆使して、世界中に落とされたデスノートの争奪にいち早く参戦する男となっている。
主演の東出は「今回の『デスノート』も天才対天才の対決を描いていて、しかも僕ら3人の人間関係が複雑に絡み合った天才同士の三つどもえの戦いになっています。もともと原作世代なので、前作の映画も見ていたし、その10年後を演じる意義やプレッシャーも感じますが、きっと池松くん、菅田くんと共演できたからこその物語になっていると思います」と語っている。
池松も「(前作に出演した)松山(ケンイチ)さんの作り出した歴史に残るLというすごいキャラクターを継承しつつ、やるからにははるかに凌駕(りょうが)するつもりで頑張ります」と意気込みつつ、「ダメだったらネットでたたいて下さい」とコメント。
さらに、元々原作ファンである菅田は「原作の夜神月とLの戦いから繋がる後半の物語も僕は大好きなので、そこに登場する(Lの2人の後継者である)メロとニアのトリッキーなキャラクターに現代っ子感を少し足したイメージです」と自身が演じるキャラクターについて説明し、「演じる上で日々本当に自問自答していますが、前作を上回る作品になればと思っています」と語っている。
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