大竹しのぶ、勘三郎さんの行動にびっくり? 借りたままの本「実はピン子さんのでした」

2016年1月7日 / 15:19

ピアフの写真ををバックに笑顔を見せる大竹しのぶ

 舞台「ピアフ」の製作発表記者会見が7日、東京都内で行われ、主演の大竹しのぶをはじめ、梅沢昌代、彩輝なお、伊礼彼方、川久保拓司が出席した。この作品は、フランスのシャンソン歌手エディット・ピアフの激動の半生を描いたもの。2011年の初演では、大竹が読売演劇大賞最優秀女優賞を受賞。今回は3年ぶり3度目の公演となる。

 「私もピアフの歌に勇気づけられた1人」という大竹はこの再々演に当たり「これを見た人にまた生きる喜びを感じていただけたら。『前よりももっとよかった』って言ってもらえるように、ピアフと同様“全身全霊”でお芝居を作っていきたい。1回目、2回目のことは全部忘れて、稽古でゼロから作っていきます」と決意を語った。

 大竹が20歳のころに、中村勘三郎さん(当時、勘九郎さん)からピアフの自伝を手渡されたのがピアフとの出会い。以前からこのエピソードを語っていた大竹だが、この日は“新エピソード”も披露した。先日行われた「日本レコード大賞」の席で泉ピン子と一緒になったという大竹は「ピン子さんが『またピアフやるのね。私、のりちゃん(勘三郎さん)に、ピアフの本を貸してあげたのよ』って言って。『エッ?どんなの?』と聞いたら『緑の分厚いやつ』って…。『それ私が持ってます』となり…」とその場でのやり取りを“再現”。

 「(私が)勘三郎さんから借りていたと思っていたのは、実はピン子さんの本でした」と笑って語った大竹は、あらためて「哲明(のりあき)さんらしいなって」としみじみ。「人から借りたものを『これいい本だよ』『読みなさい』だなんて。本当にずうずうしいやつだ、みたいな…」とその人柄を愛情たっぷりに振り返った。大竹は、まったくの“同一本”かどうかは「もう一度ピン子さんとゆっくり話さないと分からない」としながらも、もしこれが本当だったら「哲明さんも借りパク。私も借りパク…」と苦笑いだった。

 一方で、「自分が舞台で“落ちそうな時”、彼だったらどう思うかとか常に意識している。それぐらい舞台に懸けるあの人のエネルギーはすごいものがあったので。常に彼に恥ずかしくないような芝居をしたい…というのはあります」と勘三郎さんの存在の大きさにも触れていた。

 舞台は2月7日~3月13日、都内のシアタークリエを皮切りに、大阪、広島、名古屋で上演。

(左から)川久保拓司、彩輝なお、大竹しのぶ、梅沢昌代、伊礼彼方

(左から)川久保拓司、彩輝なお、大竹しのぶ、梅沢昌代、伊礼彼方


芸能ニュースNEWS

サイボーグ戦士たちの雄姿を再び 舞台「サイボーグ009」第2弾今秋上演

舞台・ミュージカル2025年7月18日

 サイボーグ戦士たちのあの雄姿が、激しい戦いが、舞台に再び帰ってくる。舞台「サイボーグ009」第2弾の今秋上演が決定した。  半世紀を超えても今なお愛され続けている石ノ森章太郎によるSF漫画作品『サイボーグ009』。 昨年5月には、“誕生6 … 続きを読む

ヨーロッパ企画の名作「サマータイムマシン・ブルース」を川﨑皇輝、元木湧、安嶋秀生ら東西ジュニア7人の出演で今秋上演

舞台・ミュージカル2025年7月18日

 上田誠・作、ヨーロッパ企画の名作「サマータイムマシン・ブルース」を、今秋10月~11月にかけて、東京・愛知・大阪の3都市で上演することが決定した。 「サマータイムマシン・ブルース」は、ヨーロッパ企画の第8回公演として2001年8月の初演以 … 続きを読む

「しあわせな結婚」「振り回される阿部サダヲを見るのが木曜日のひそかな楽しみになりそう」「こういう人物を違和感なく演じられる松たか子はすごい」

ドラマ2025年7月18日

 「しあわせな結婚」(テレビ朝日系)の第1話が、17日に放送された。  本作は、妻が抱える“大きな秘密”を知った時、夫は彼女を愛し続けることができるのか? 脚本・大石静、主演・阿部サダヲと松たか子による、夫婦の愛を問うマリッジ・サスペンス。 … 続きを読む

「愛の、がっこう。」“カヲル”ラウールの告白に視聴者反応 「ディスレクシアという言葉を初めて知った」

ドラマ2025年7月18日

 木村文乃が主演するドラマ「愛の、がっこう。」(フジテレビ系)の第2話が、17日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、堅い家庭で育った真面目過ぎる高校教師・小川愛実(木村)と、文字の読み書きが苦手なホスト・カヲル(ラウール)が出 … 続きを読む

稲垣吾郎、魔法修行は「大変だった」 ハリー・ポッター役に「人間味あるハリーを演じられたら」

舞台・ミュージカル2025年7月18日

 舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」会見取材が16日、東京・TBS赤坂ACTシアターで行われ、出演者の稲垣吾郎、平岡祐太、大貫勇輔、市村正親が登壇した。  本作は、小説「ハリー・ポッター」シリーズの作者であるJ.K.ローリングが、ジョン・テ … 続きを読む

Willfriends

page top