エンターテインメント・ウェブマガジン
ピアフの写真ををバックに笑顔を見せる大竹しのぶ
舞台「ピアフ」の製作発表記者会見が7日、東京都内で行われ、主演の大竹しのぶをはじめ、梅沢昌代、彩輝なお、伊礼彼方、川久保拓司が出席した。この作品は、フランスのシャンソン歌手エディット・ピアフの激動の半生を描いたもの。2011年の初演では、大竹が読売演劇大賞最優秀女優賞を受賞。今回は3年ぶり3度目の公演となる。
「私もピアフの歌に勇気づけられた1人」という大竹はこの再々演に当たり「これを見た人にまた生きる喜びを感じていただけたら。『前よりももっとよかった』って言ってもらえるように、ピアフと同様“全身全霊”でお芝居を作っていきたい。1回目、2回目のことは全部忘れて、稽古でゼロから作っていきます」と決意を語った。
大竹が20歳のころに、中村勘三郎さん(当時、勘九郎さん)からピアフの自伝を手渡されたのがピアフとの出会い。以前からこのエピソードを語っていた大竹だが、この日は“新エピソード”も披露した。先日行われた「日本レコード大賞」の席で泉ピン子と一緒になったという大竹は「ピン子さんが『またピアフやるのね。私、のりちゃん(勘三郎さん)に、ピアフの本を貸してあげたのよ』って言って。『エッ?どんなの?』と聞いたら『緑の分厚いやつ』って…。『それ私が持ってます』となり…」とその場でのやり取りを“再現”。
「(私が)勘三郎さんから借りていたと思っていたのは、実はピン子さんの本でした」と笑って語った大竹は、あらためて「哲明(のりあき)さんらしいなって」としみじみ。「人から借りたものを『これいい本だよ』『読みなさい』だなんて。本当にずうずうしいやつだ、みたいな…」とその人柄を愛情たっぷりに振り返った。大竹は、まったくの“同一本”かどうかは「もう一度ピン子さんとゆっくり話さないと分からない」としながらも、もしこれが本当だったら「哲明さんも借りパク。私も借りパク…」と苦笑いだった。
一方で、「自分が舞台で“落ちそうな時”、彼だったらどう思うかとか常に意識している。それぐらい舞台に懸けるあの人のエネルギーはすごいものがあったので。常に彼に恥ずかしくないような芝居をしたい…というのはあります」と勘三郎さんの存在の大きさにも触れていた。
舞台は2月7日~3月13日、都内のシアタークリエを皮切りに、大阪、広島、名古屋で上演。
舞台・ミュージカル2025年7月18日
サイボーグ戦士たちのあの雄姿が、激しい戦いが、舞台に再び帰ってくる。舞台「サイボーグ009」第2弾の今秋上演が決定した。 半世紀を超えても今なお愛され続けている石ノ森章太郎によるSF漫画作品『サイボーグ009』。 昨年5月には、“誕生6 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年7月18日
上田誠・作、ヨーロッパ企画の名作「サマータイムマシン・ブルース」を、今秋10月~11月にかけて、東京・愛知・大阪の3都市で上演することが決定した。 「サマータイムマシン・ブルース」は、ヨーロッパ企画の第8回公演として2001年8月の初演以 … 続きを読む
ドラマ2025年7月18日
「しあわせな結婚」(テレビ朝日系)の第1話が、17日に放送された。 本作は、妻が抱える“大きな秘密”を知った時、夫は彼女を愛し続けることができるのか? 脚本・大石静、主演・阿部サダヲと松たか子による、夫婦の愛を問うマリッジ・サスペンス。 … 続きを読む
ドラマ2025年7月18日
木村文乃が主演するドラマ「愛の、がっこう。」(フジテレビ系)の第2話が、17日に放送された。(※以下、ネタバレあり) 本作は、堅い家庭で育った真面目過ぎる高校教師・小川愛実(木村)と、文字の読み書きが苦手なホスト・カヲル(ラウール)が出 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年7月18日
舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」会見取材が16日、東京・TBS赤坂ACTシアターで行われ、出演者の稲垣吾郎、平岡祐太、大貫勇輔、市村正親が登壇した。 本作は、小説「ハリー・ポッター」シリーズの作者であるJ.K.ローリングが、ジョン・テ … 続きを読む