吉田羊「いまだに夢のよう」 報知映画賞で助演女優賞を受賞

2015年12月16日 / 20:02

助演女優賞を受賞した吉田羊

 報知新聞社制定の「第40回報知映画賞」の表彰式が16日、東京都内で行われ、主演男優賞を受賞した佐藤浩市、主演女優賞の樹木希林、助演男優賞の本木雅弘、助演女優賞の吉田羊、新人賞の広瀬すず、藤野涼子ほかが出席した。

 『ビリギャル』『愛を積むひと』『脳内ポイズンベリー』『HERO』の演技で助演女優賞を受賞した吉田は、「ついこの間まで小劇場のいち舞台役者であった、私がこの場所に立たせていただけるということは、いまだに夢のようです」と感激の面持ち。

 「私の恩人である俳優の中井貴一さんは『どんな小さな役でも、一生懸命にやっていれば誰かが見てくれている』『それを君が証明しているんだ』と言ってくれたことがありました。それを今あらためてかみしめながら、同時にこの受賞が今も小劇場で頑張っている役者の一つの希望になればと願ってやみません」とあいさつした。

 会場には『HERO』で共演した八嶋智人が駆け付け「吉田さんは、相手の芝居を引き出してくれる方で、一緒に芝居をしていてとても楽しい。それがすごい。僕は当然の受賞だと思っております」と祝福。この言葉に吉田が涙を拭う場面も見られた。

 また『天空の蜂』『イニシエーション・ラブ』の演出に対して監督賞を受賞した堤幸彦監督は「こんな賞をいただくのは初めて。現在60歳、まだまだやるよと思っております」と感謝のコメント。

 花束贈呈ゲストには『イニシエーション・ラブ』に出演した前田敦子が登場。「監督の初受賞となる作品に参加させていただいて本当にうれしく思います。監督は、撮影の時に100%楽しませてくれる方。毎日の撮影が本当に楽しくて仕方なかった。監督が、笑顔で現場で引っ張ってくれたこと、本当に感謝しています」とお祝いの言葉を述べた。

 第40回報知映画賞の受賞者、作品は以下の通り。

作品賞・邦画部門
 『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』(成島出監督)
作品賞・海外部門
 『おみおくりの作法』(ウベルト・パゾリーニ監督)
主演男優賞
 佐藤浩市/『起終点駅 ターミナル』『愛を積むひと』
主演女優賞
 樹木希林/『あん』
助演男優賞
 本木雅弘/『日本のいちばん長い日』『天空の蜂』
助演女優賞
 吉田羊/『ビリギャル』『愛を積むひと』『脳内ポイズンベリー』『HERO』
監督賞
 堤幸彦/『天空の蜂』『イニシエーション・ラブ』
新人賞
 広瀬すず/『海街diary』
新人賞
 藤野涼子/『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』
特別賞
 本広克行監督 ももいろクローバーZ/『幕が上がる』

監督賞を受賞した堤幸彦監督

監督賞を受賞した堤幸彦監督

 


芸能ニュースNEWS

「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」「最後、全部生田斗真に持っていかれたわ」「今まで文句を言いながらも見続けてきた人へのご褒美みたいな回だった」

ドラマ2025年11月20日

 「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)の第8話が、19日に放送された。  脚本・三谷幸喜、主演・菅田将暉による本作は、1984年の渋谷「八分坂(はっぷんざか)」を舞台に、1人の演劇青年が老若男女総勢25人超の … 続きを読む

「スクープのたまご」日向子の背後を追う“謎の男”が登場 「事件の概要が見えて面白くなってきた」

ドラマ2025年11月19日

 奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第7話が、18日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、週刊文春を徹底取材して書かれた大崎梢氏の同名小説を実写化。大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、1人の若き新 … 続きを読む

「新東京水上警察」予想外の犯人逮捕、“日下部”加藤シゲアキの求婚に反響 「神鬱回でおもろかった」「切ないプロポーズで苦しい」

ドラマ2025年11月19日

 佐藤隆太が主演するドラマ「新東京水上警察」(フジテレビ系)の第7話が、18日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、水上警察を題材にし、佐藤隆太演じる碇拓真刑事と水上警察署のチームが、東京の海や川を警備艇で駆け巡り事件を追う、大 … 続きを読む

「娘の命」“レイコ”齊藤京子がラスボス“沙織”新川優愛に宣戦布告 「ヘビーな展開で驚いた」「ボスママはさすがに手強い」

ドラマ2025年11月19日

 齊藤京子と水野美紀がW主演するドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(カンテレ・フジテレビ系)の第7話が、18日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、55歳の母・篠原玲子(水野)が、壮絶なイジメで娘を死に追いや … 続きを読む

「ちょっとだけエスパー」「分かってきたことと深まる謎とで次回も楽しみ」「とにかく四季ちゃん(宮﨑あおい)がかわいらしい。私も文太(大泉洋)と一緒にドキドキ」

ドラマ2025年11月19日

 「ちょっとだけエスパー」(テレビ朝日系)の第5話が、18日に放送された。  本作は、会社をクビになり、人生詰んだサラリーマン(大泉洋)が、“ちょっとだけエスパー”になって世界を救う姿を描く完全オリジナルのSFラブロマンス。脚本は野木亜紀子 … 続きを読む

Willfriends

page top