昭和天皇役の本木雅弘、息子の感想明かす 「それぞれの苦悩は伝わった」

2015年8月13日 / 18:25

(左から)原田眞人監督、本木雅弘、役所広司、松坂桃李

 映画『日本のいちばん長い日』の大ヒット御礼舞台あいさつが13日、東京都内で行われ、出演者の役所広司、本木雅弘、松坂桃李と原田眞人監督が出席した。

 この作品は、半藤一利氏の同名ノンフィクションを映画化。太平洋戦争終結の舞台裏で日本の未来を信じ、戦争を終わらせるために戦った実在の人々を描く。

 公開5日目で観客動員25万人を突破。周囲の反応について尋ねられた陸軍大臣・阿南惟幾役の役所は「水野晴郎さんに似ていると言われてちょっとショックを受けているぐらい」と苦笑い。

 昭和天皇役の本木は、初日の舞台あいさつで17歳の息子が鑑賞したことを明かしていたが、「私が想像していた以上に息子は全体を理解していた」とその後を報告した。「なぜもっと早く終戦にこぎつけなかったのか、というジレンマを彼なりに感じたようだ。もちろん当時の状況など、終戦に向かうのがどれだけ難しい時代だったか、(登場人物が)それぞれの立場でどれだけ苦悩していたかということは伝わったようで、非常にありがたかった」と語り、父親の顔をのぞかせた。

 どんな人たちに見てほしいかを問われた本木は、原田監督からの耳打ちを受け「私が言うのもおこがましいですけど、皇室関係の方にご覧になっていただいてお叱りなり何なり受けたいと思う。ぜひ皇居で試写会を催していただけたら…」とアピールしたものの、「すみません、カットして下さい」と申し訳なさそうに続けた。

 この日の会場では、出席者が直筆でしたためた平和への思いを表す一文字をそれぞれ発表。「知」と書いた役所は「戦争だけでなくいろいろな国の歴史、自分の国の歴史、いろいろな国の人を知ることが平和につながるのでは」とコメント。

 「人」という漢字を書いた松坂は「平和を壊すのも作るのも守るのも人。これから先、平和な時代を築き上げていくのも僕ら人だと思うので、祈りを込めてこの字を選びました」と明かした。


芸能ニュースNEWS

「波うららかに、めおと日和」「じれったくて、もどかしい2人。でもかわいくて、いとおしい2人」「なつ美さんを泣かせちゃいけません」

ドラマ2025年5月23日

 「波うららかに、めおと日和」(フジテレビ系)の第5話が、22日に放送された。  本作は、西香はち氏の同名コミックを原作に、昭和11年を舞台に、突然舞い込んだ縁談から帝国海軍に勤める江端瀧昌(本田響矢)と交際ゼロ日婚したなつ美(芳根京子)の … 続きを読む

「PJ ~航空救難団~」「石井杏奈がかっこよかった」「今の自分を自分が好きなら、それだけであっぱれ」

ドラマ2025年5月23日

 「PJ ~航空救難団~」(テレビ朝日系)の第5話が、22日に放送された。  本作は、航空自衛隊航空救難団に所属する救難員(通称PJ/パラレスキュージャンパー)を育てる救難教育隊の教官・宇佐美誠司(内野聖陽)と、選抜試験を突破した訓練生たち … 続きを読む

「Dr.アシュラ」“朱羅”松本若菜が“保”佐野晶哉に労いの言葉 「『薬師寺先生もよくやったんじゃない』に涙あふれた」

ドラマ2025年5月22日

 松本若菜が主演するドラマ「Dr.アシュラ」(フジテレビ系)の第6話が、21日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、時に重症患者2人を同時にオペするなど、鬼神・阿修羅のごとく振る舞う様子から“アシュラ先生”と呼ばれるスーパー救命 … 続きを読む

「天久鷹央の推理カルテ」5話“天使の舞い降りる夜”の神回に視聴者号泣 「展開知ってたのにボロ泣き。涙が止まらん」

ドラマ2025年5月21日

 橋本環奈が主演するドラマ「天久鷹央の推理カルテ」(テレビ朝日系)の第5話が、20日に放送された。(※以下、ネタバレあり)。  本作は、驚異の知能を誇る診断医・天久鷹央(橋本環奈)が、内科医・小鳥遊優(三浦翔平)と医学的な知見と診断能力を武 … 続きを読む

「パラレル夫婦  死んだ“僕と妻”の真実」「ミックス終わらないで」「幹太となつめがわが子を抱っこできる世界が訪れますように」

ドラマ2025年5月21日

 「パラレル夫婦  死んだ“僕と妻”の真実」(カンテレ・フジテレビ系)の第8話が、20日に放送された。  本作は、事故で死別した夫婦(伊野尾慧、伊原六花)が“奇跡の再会”に振り回されながら、お互いの「死の真相」と「不倫の真相」を追う、夫婦再 … 続きを読む

Willfriends

page top