内野聖陽、日本・トルコ合作映画で医者役 「人を助けたいという良心を演じた」

2015年7月9日 / 18:17

忽那汐里(左)と内野聖陽

 映画『海難1890』のクランクアップ会見が9日、東京都内で行われ、出演者の内野聖陽、ケナン・エジェ、忽那汐里、田中光敏監督ほかが登壇した。
 この作品は、125年前に和歌山県樫野崎(現在の串本町)沖で起きた「トルコ軍艦エルトゥールル号海難事故」と、その95年後にテヘランでトルコ人が日本人を救出した「イラン・テヘラン在留邦人救出事件」を題材とした日本・トルコ合作映画。
 「エルトゥールル号編」で、けが人の手当に奔走する田村という医者を演じた内野は、「歴史的な事件にはうわさや誇張がつきもの。これももしかしたら事実とは違うことがあるかもしれない」とした上で「資料を読んでいく中で、彼らには目の前にいる人を助けたいという良心だけは確実にあったと感じた。それを田村に反映させました」と役づくりを振り返った。
 忽那は「エルトゥールル号編」で田村の治療をサポートするハル、「テヘラン救出編」でテヘランにある日本人学校の教師・春海と、一人二役を熱演。
 「この2人を通して、何世代にもわたって人を思う気持ち、絆が受け継がれているということを(伝えようと)責任感を持ってやりました」とあいさつ。トルコでの撮影にも参加し「文化の違いやいろんな壁を乗り越えながらこの作品に参加できたことを誇りに思っています」と胸を張った。
 また、この事故について「テレビ番組で知っていた」という内野は、「トルコでは5年生の教科書に掲載され歴史的事件として知られているのに、日本人には知らない人が多い」と両国間の認知度の差についても言及。
 「こういう作品はフィクションであっても映像作品として残っていくべき。撮影現場は大変だったけど、どうにかこの作品の心だけは伝えたい」と熱い思いを語っていた。
 映画は12月5日から全国ロードショー。


芸能ニュースNEWS

映画『どうしようもない10⼈』の公開が決定 荒廃した近未来を舞台にしたガン・アクション

映画2025年11月28日

 映画『どうしようもない10⼈』が、2026年2⽉21⽇(⼟)から都内・新宿Kʼs cinemaで公開されることが決定した。  本作の舞台は、⽇本が3つに分断され、荒廃した未来世界=ワイルドタウン。⾷うに困る時代に、1⽇1粒で満腹になる“マ … 続きを読む

「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」「小栗旬の『蜷川です』で大爆笑」「トニー(市原隼人)に真の役者魂を見て胸が熱くなった」

ドラマ2025年11月27日

「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)の第9話が、26日に放送された。  脚本・三谷幸喜、主演・菅田将暉による本作は、1984年の渋谷「八分坂(はっぷんざか)」を舞台に、1人の演劇青年が老若男女総勢25人超の全 … 続きを読む

「スクープのたまご」週刊誌記者・日向子が“婚活パーティー”に潜入調査 「ピンチの連発でハラハラした」「理念があれば強くなれる」

ドラマ2025年11月26日

 奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第8話が、25日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、週刊文春を徹底取材して書かれた大崎梢氏の同名小説を実写化。大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、1人の若き新 … 続きを読む

「娘の命」“健司”津田寛治の最期に視聴者号泣 「やっぱり気付いていたんだ」「健司さんの人生はふびん過ぎる」

ドラマ2025年11月26日

 齊藤京子と水野美紀がW主演するドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(カンテレ・フジテレビ系)の第8話が、25日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、55歳の母・篠原玲子(水野)が、壮絶なイジメで娘を死に追いや … 続きを読む

「じゃあつく」“勝男”竹内涼真の母を中心に描かれた「神回」 「勝男は優しい、いい息子」「今回も安定の肌着」

ドラマ2025年11月26日

 夏帆と竹内涼真がW主演するドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(TBS系)の第8話が、25日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、“恋人ファースト”ゆえに自分を見失ってしまった山岸鮎美(夏帆)と、“料理は女が作って当た … 続きを読む

Willfriends

page top