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亀梨和也、初めての蜷川作品に意欲 「座長として引っ張っていく」

 音楽劇「青い種子は太陽のなかにある」の制作発表が、4日、東京・Bunkamuraオーチャードホールで行われ、演出家の蜷川幸雄、音楽を手掛ける松任谷正隆、出演する亀梨和也(KAT-TUN)、高畑充希、六平直政が出席した。

 寺山修司の生誕80年、そして蜷川幸雄が80歳を迎えるアニバーサリーイヤーを記念した本公演。「青い種子は~」は寺山が20代のころに書いた戯曲で、亀梨、高畑は蜷川作品初出演となる。

 主演を務める亀梨は「今までやってきたことを提示させていただきつつ、(蜷川作品の)世界に染まりながら時間を過ごせたらいい。8月に向けて徐々にギアを上げていきたい」と語り、「座長として引っ張っていくことができたら」と意気込んだ。

 18歳のころ、ジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川と、蜷川にあいさつに行ったという亀梨。「それから10年近くたってこうして呼んでいただけて、感激している。お話自体は何年か前からあったんですが、それがいよいよ動き出すんだなと実感できるようになった」と、翌日からの歌の稽古開始、そして本番を見据え、瞳を輝かせた。

 蜷川は亀梨について「手こずりそうだなと思った。表面は柔らかいけど、この人は大変だろうと。困難な山を選びました」と独特の表現で、起用理由と魅力を語った。

 ヒロイン役の高畑も蜷川作品への出演に憧れを抱いていたそうで「野望の入り口に立てた」と終始笑顔。「楽しみで仕方がない。分からないことだらけなので、いっぱい恥をかいていきたい」と抱負を述べた。

 亀梨と高畑は映画『バンクーバーの朝日』で共演経験があるが、あらためて亀梨の印象を問われると「テレビで見ていた印象で“セクシー、ちょいワル”と思っていたけど、すごく真面目な方」と高畑。一方の亀梨は、同じく『バンクーバーの朝日』で共演し高畑の兄を演じた妻夫木聡に今回の舞台について報告したそうで「『俺の妹が、恋人(役)?』」って焼きもち焼いてました」と明かし、笑いを誘っていた。 

 8月10日~30日に東京・Bunkamuraオーチャードホール、9月4日~13日に大阪・オリックス劇場で上演。

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