渡辺謙、佐藤浩市と“共犯者”に 『許されざる者』完成報告記者会見

2013年8月1日 / 18:20

 映画『許されざる者』の完成報告記者会見が1日、東京都内で行われ、出演者の渡辺謙、佐藤浩市、柄本明、柳楽優弥、忽那汐里、小池栄子、李相日監督が登壇した。

 本作は、クリント・イーストウッド監督・主演の『許されざる者』を、日本版としてリメークしたもの。明治初頭の北海道を舞台に、かつて“人斬り十兵衛”と恐れられた男(渡辺)が、守るべき者のため、再び刀を手にする姿を描く。

 渡辺は、イーストウッド監督が寄せた「素晴らしい出来で、非常に満足しています」というメッセージに「こうやって気持ちよくリメークを許してくれたというのは彼の深さ」と感謝し、李監督も「雲の上の方から声を掛けていただいたようで実感が湧かない」と語った。

 また、渡辺は撮影に当たって「日本の風土や歴史観に置き換えたときに、これはオリジナルとは違う独自の世界観を持つ映画になるという確信があった。基本的なストーリーは踏襲しつつオリジナルを意識しないことを心掛けた」と明かした。

 さらに役柄についても「明快な答えは出すまいと思って撮影に挑んだ。それぞれの役に最終的な答えはないと思うし、作品を見た今でも自分の中で悩み続けている」と語った。

 本作で初共演となった渡辺と佐藤。お互いの印象を聞かれると佐藤は「現場で威風堂々とされていた。座長としてすべてを受け入れる度量があるというか…、僕には全くないものなので素晴らしいと思った」と称賛した。

 一方の渡辺も「がっつり共演するのは初めて。しかもこういうアプローチの難しい作品で。一緒に“高い山を登る”という意味で、共演ではなく力強い“共犯者”としていてくれたことをうれしく思う」と笑みを浮かべた。

 映画は9月13日から新宿ピカデリーほか全国ロードショー。


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