７月から放送されるフジテレビ開局５５周年記念ドラマ「若者たち」に、俳優の妻夫木聡が主演することが分かった。１９６６年に放送された同名青春ドラマをベースに、５人きょうだいの長男役に妻夫木、次男役に瑛太、長女役に満島ひかり、三男役に柄本佑、四男役に野村周平が決定。その他、蒼井優、橋本愛、吉岡秀隆らが出演する。
オリジナルでは田中邦衛、橋本功、佐藤オリエ、山本圭、松山省二が出演。幼いころに両親を亡くした５人のきょうだいが力を合わせてたくましく生きていく姿を通して当時の社会問題を描いた。
今作では“今の社会”を切り取った現代版として、５人きょうだいの他に彼らの人生に大きく関わる周囲の人々をも巻き込んだ青春群像劇を展開。一つ屋根の下に住むきょうだいたちが毎日のように激しい言い合いやけんかを繰り広げ、学歴や就職、リストラ、格差、孤独、仲間、夢、恋愛、結婚といった現代の若者ならではの悩みや抱える問題を扱っていく。
演出を務めた「北の国から」で知られる演出家の杉田成道氏。杉田氏は「人生はバトンリレーのようなものならば、僕らは先輩たちから受け継いだバトンを次の世代に受け渡す使命があると思い、新たな『若者たち』を考えてみました」と語る。さらに「次の世代に“希望”を抱いてもらいたいと切に願って……」とメッセージを寄せた。
主題歌は当時の「若者たち」にアレンジを加え、森山直太朗が歌う。