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大竹しのぶ「監督を忘れません」 芦田愛菜は神妙な面持ちで参列

 弔辞で、新藤監督とのさまざまな思い出を語った柄本明 (c)KYODONEWS

 5月29日に亡くなった映画監督の新藤兼人さん(享年100)の告別式が3日、東京都内の増上寺で営まれ、山田洋次監督をはじめ映画関係者ら約400人が会葬した。

 遺作となった「一枚のハガキ」や「石内尋常高等小学校 花は散れども」などに出演した柄本明は、「心の中で『よーい、スタート』の声を聞いてこの場に立っています」と厳かに話し始め、さまざまな思い出を語った。その中で、打ち合わせ中に新藤監督がおならをしたエピソードを明かし「なんとめでたい、素晴らしいことかと思った。生きていると、仕事もするけど、おならもする」と柄本らしい弔辞を読んだ。

 英ロンドンで公演中のため参列できなかった大竹しのぶは「監督、長い間本当にお疲れさまでした。撮影中の監督の鋭い眼を忘れません。『ヨーイ、スタート』の声を忘れません。『ハイ、いいね』の声を忘れません。お話しくださった言葉を忘れません。監督との映画を忘れません。監督の思いを受け継ぎ、私たちはこれからも真面目にコツコツと一生懸命お仕事してゆきます。又、お逢い出来る日まで頑張ってゆきます。本当に、ありがとうございました」(原文まま)と弔電で弔意を表した。

 また、第54回ブルーリボン賞で監督と初対面した子役の芦田愛菜も神妙な面持ちで参列した。芦田は所属事務所のホームページで「すごく寂しいです。新藤兼人監督とお会いしたときに『一緒に映画を撮ろうね』と言って下さったことが、とても嬉しかったです。一緒にお仕事がしたかったです。ずっと忘れません」(原文まま)とつづっていた。

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