ミュージカル「道化の瞳」の通し稽古が10日、東京都内で行われ、出演者の屋良朝幸、彩吹真央、保坂知寿、小堺一機、玉野和紀が出席した。
同作は、日本のショービジネス界屈指のエンターテイナーである玉野の創るショー・ステージ「CLUB SEVEN」シリーズの1コーナーとして2005年に上演された物語をベースにしたもので、白血病で入院している余命わずかの少年が、目の見えない母親のために「道化の瞳」という絵本を描き上げるという珠玉のストーリー。
少年役を演じる主演の屋良は、「稽古は2カ月前からタップとかジャグリングとかやっていたんですけれども、あっという間で。今は早くお客さんの反応が見たい」と意気込みを語った。
屋良は本作が舞台単独初主演となるが、「(ジャニーズ事務所の)先輩も後輩もいない中で、ジャニーズ以外の先輩にたくさん囲まれてやっているので、末っ子感満開でやっています」と笑顔で話した。
母親役を演じる彩吹は、屋良について「初めてお会いしたときにかわいい息子だって思ってから、かわいくて仕方ない。こんな息子が欲しい」と愛情たっぷりに話すと、屋良も「親子円満ですよねえ」と返す、ほほ笑ましい場面も。
最後に屋良は、「切ないストーリーですけれど温かい気持ちになれると思うので、ぜひ楽しんで見て」とアピールした。
同作は、10日から24日までシアタークリエで上演。