日生劇場2月公演「なにわ侍 ハローTOKYO!!」の通し稽古および囲み取材が5日、東京都内で行われ、ジャニーズの新グループ・ジャニーズWESTの桐山照史、中間淳太、重岡大毅、小瀧望、藤井流星、濱田崇裕、神山智洋が出席した。詳細は以下の通り。
--まずはジャニーズWEST、自己紹介をお願いします。
桐山 はい、僕からいきます。桐山照史、24歳です、よろしくお願いします。僕は歌をメーンにやっていきたいなと。グループの中でもパワーがあるので、歌で魅せられたらと思うし、あと演技も好きなので、舞台やドラマとかもたくさん出ていきたいと思います。
--……はい。
桐山 えっと、ボケ求めてた?
--少しは(笑)。
桐山 考えてんけど、一発目ボケたらキツイやろ? 俺がいきなり「KinKi Kidsです」言うたらみんなやることないやろ?
重岡 大丈夫、きっと順々に。
--みんなにそれぐらいの課題を持たせて。
桐山 一瞬で汗かいたがな。
--では続いて自己紹介を。
藤井 藤井流星、20歳です。
桐山 え、ハタチなん?おまえ。若い。俺36ぐらいだと思ってた。
藤井 そんなに老けてます?
桐山 いや、そんなことないです。
藤井 よかった。俺は正直、記者さんの数に半端無く驚いています。まだ動揺しています。でも、7人でよかったというのが一番で。あとは、つい最近ドラマとかもやっていたので、芝居をやりたいです。
小瀧 小瀧望、17歳です。この中で唯一の10代ということで。
桐山 17歳、こんなところにモコモコ付けへんで(肩のファーを指して)。
小瀧 若干、僕も自分でホストかなって。
桐山 いや、そんなことないですよ。
小瀧 そうですね、この舞台で勝負するところは、いかに平常心を保てるか。このマスコミの記者の皆さんに今動揺してますけど、それに負けないぐらいの心の強さを持ちたいと思いますし。7人になって、目標は7人個々に連続ドラマに出たいなという感じですね。
全員 いいね(大きくうなずく)。
桐山 出たーい。
小瀧 それをかなえられたらいいなと思います。
重岡 おまえめっちゃ落ち着いてるやん。すごいな。
小瀧 いや結構焦ってるよ。
桐山 緊張し過ぎて今、(小瀧の)背骨折れてるからね。
小瀧 大丈夫!? それやったら俺、すぐ病院行け(笑)。
重岡 どうも皆さん。重岡大毅です。今回のこの記者会見もそうですけども、これから今まで経験したことのないような新しいことがたくさん待っていると思うのですが、このグループの中でもゲラなキャラというのもそうですしよく笑っている人なので、元気いっぱいにどんなことにもがむしゃらに、いろいろなことにチャレンジしていきたいと思います。よろしくお願いします。
神山 神山智洋、20歳です。僕は歌でもダンスでもアクロバットでも楽器でも演技でも、いろいろなことをやりたい人なので。何でもできるように器用にこなせるように頑張りたいです。まあ、身長は185センチぐらい……(階段を1段上った状態で)。
桐山 うそつけ! うそつけ! 降りなさい、すぐ降りなさい。
中間 降りろチビ!
神山 チビ言うな! 僕らのユニット名って“ジャニーズWEST”なわけじゃないですか。
濱田 なんでやねん(肩に突っ込みを入れる)!
神山 なんでやねん!
桐山 違うよー違うよー。
神山 “ジャニーズWEST”と付けていただいているので、“ジャニーズ”と付けていただいているので、
重岡 何回ジャニーズ言うの。
神山 もうジャニーズ代表にならないとダメやし、そんぐらいの気持ちでいかないとこの名前をつけてくれたジャニーさんにも本当に申し訳ない。そんぐらいの気持ちを僕ら7人全員持って、てっぺん目指そうと思います。よろしくお願いします。
濱田 ……どうも!(声色を変えて)
神山 なんでやねん! 仕返しや。
濱田 濱田崇裕です、よろしくお願いします。僕はすごく田舎生まれ、田舎育ちの25歳の男の子なんですが。
桐山 おまえここで女の子入ってたら衝撃ですよ。
濱田 みんなすごく特技みたいのを披露しているんですが、自分は何が得意かよく分からないですけど、何が来られてもええ……何?
神山 (濱田の右頬を指しながら)多分めっちゃ緊張してるんでしょうね。ここ見て。ここのメークがめっちゃ濃いんすよ。
濱田 やめろやそういうの、おまえ(拭いながら)。自分では何が得意か分からないから、取りあえず何でも器用にこなせるように準備をしているという。
桐山 器用ですよ。今回『なにわ侍』の舞台をやっているんですけど、数え切れへんほどのアクロバットをやっていますからね。
小瀧 濱ちゃんが一番きついですよ。
中間 ギターも弾いてますしね。
重岡 僕、結構客席を見ていたんですけど、ジャニーさんも見に来てくれていて、濱田くんがボケているとこで結構笑っていました。うちの社長が笑うってなかなか。
桐山 ジャニーさん最近さ、笑いながら泣かん? 「お、面白い~」って言いながら(泣きまねをして)。めっちゃ泣くよな。かわいいよな。
濱田 あ、じゃあ僕は器用にこなせるんすね。
桐山 濱ちゃん、それ自分で言うたらあかん。
濱田 自分が思っている以上に器用にこなせるのかもしれないですね。違う違う自己紹介。そんな感じで、すごく言葉を並べるのが下手くそなんですけど、誰よりもメンバーが好きな1人だと思います。
中間 中間淳太です。僕は26歳でこの中では最年長なんですけど。見ての通り、変なやつばっかりでしょう? こんなグループでも一つにまとめていけるように頑張りたいなと思います。あと個人的には中国語もできるので、ジャニーズWESTを日本だけじゃなくて世界に持って行きたいなという気持ちはあります。
小瀧 いや、それきついっすね。
中間 最年少、そんなこと言ってどうすんの(笑)。頑張ろうや!
桐山 なんでいきなりやらん気出してんの。
重岡 まずは日本全国目指しましょ。
桐山 そうやね。
小瀧 あと10年たったら(世界も)行けると思います。
桐山 でもさっき神山がジャニーさんが付けてくれたって言ったけど、“ジャニーズ”というのも僕たちで付けたし、7人にしたのも僕たちから言ったので、僕たち発信というのが多いグループになっているのではないかなと思います。
--そもそも4人だったわけですよね。この流れはどういう形で?
中間 もともと、カウントダウン(コンサート)で“ジャニーズWEST4”として発表されて、その後すぐに“4”はなくなって。語呂が悪いからということで。4人でいくということを言われて正直決心した部分はあったんですよ。でも年明けすぐに関西Jr.のコンサートがあって、そこで濱田とか流星とか神ちゃんを見ていて、やっぱりお互いを輝かせるのはこのグループしかないと思って、僕たちが社長に直談判したんです。それでジャニーさんも「YOUたちが本当にいいと思ってやるならそれは間違いないから。ただ、自分たちで言ったことに責任を持ってしっかりやりなさい」と言ってくださったので、社長にはとても感謝しています。
桐山 そのままの言葉を舞台でやっていますからね。
重岡 舞台の内容も4人が3人を入れるという内容なので、最初にずっとリアルと似通っている部分があると言っていたんですけど。正直、僕らから直談判したところもあってジャニーさんにどう見えるかなと思っていたけど、昨日すごいお褒めの言葉を頂いて。
小瀧 大絶賛してくれたんです。
桐山 (声まねしながら)「もうYOU最高だよぉ」って。俺の楽屋に来て「YOUたち最高だよー」って、ずっと言ってた。
重岡 「君たち一人一人の個性が光ったいいグループだね」と言われたので、よかったですね。
桐山 記者会見があるたび、うちらは「デビューさせて、ジャニーさん」ってずっと言ってた。ありがとうジャニーさんやな。
--皆さんたちが自分で責任を重くしてしまったのではないですか?
重岡 多分、これからいろいろ荒波にもまれていくと思いますから、そのぐらいの強い気持ちがないといけないだろうなと思って。
桐山 俺さ、2014年になって一発目に神社に行ったの。おみくじしたの。まず、おみくじの番号が7番やった。で、書いていることが、“焦るな待てば必ずかなう”って。
濱田 俺と一緒。俺はカウントダウンの発表があってくそー!って悔しい思いがあって、その悔しい気持ちで引いたおみくじが大吉で、うそつくなや!と思ったの。そしたら、待てばかなうと書いてたんですよ。びっくりした。
中間 これは運命やね。
--何と言ってジャニーさんを説得したんですか?
桐山 僕たちは、このメンバーでやった方がパワーは大きくなると言ったし、いろいろ話したね。
重岡 もともと、このメンバーはずっと一緒にやってきましたから。関西Jr.時代から。なんで4人になったのかはいまいち分からないですが。
中間 多分、初代ジャニーズさんに掛けて4人だったんだと思いますが。でも、それを覆すようなことができるならそれで全然いいよと言ってくださって。
桐山 「メンバーが増えてパワーアップするならいいよ」と言ってくださった。やっぱ優しいよなと思った。ジャニーさん。
神山 ほんまに優しい。
重岡 ジャニーさん、お年玉もっとちょうだい!
小瀧 関係ないやん。
中間 でもこれから僕ら、ほんまに有名になって、ジャニーさんに絶対恩返ししたいです。
全員 絶対したいね。
--濱田くんも言っていたけど、藤井くんとかはショックだったわけですよね?
藤井 そうですね。コンサートもありましたけど、最初はリハーサル期間とかはやっぱり落ち込んでしまって。お客さんの前に立つときは笑顔でいないとと思って。まあ笑顔でいればいつかいい事が起きると思っていたら、形になったので。今はこの7人で立てていることがすごくうれしいです。
--メンバーの絆は感じましたか?
藤井 感じました。みんな連絡もくれたりして。励ましじゃないけど、普通にしゃべってくれたりして。そういうので心の助けにもなりましたし、すごくうれしかったです。
桐山 俺おまえ好きだわ。
小瀧 流星、意外としゃべれんねんな。
重岡 おまえがずっとしゃべってるからや。
桐山 メンバーにもそうだけど、やっぱり僕たちのファンの人にカウントダウンで発表できたときに恩返しできた人たちもいるけど、悲しい思いをさせてしまったのも事実。でもこれを見て分かってくれたらうれしい。言葉にできないんですけど、僕たちはファンの皆さんを絶対幸せにしたいと思っていますから。これを見て、言葉で伝えるのは難しいから、これからいろいろなところに出て、皆さんに僕たちが笑顔で頑張っているところを見てもらって感じてもらおうかなと思っています。
中間 もともと僕たちが関西Jr.にいたときも、僕たちは絶対皆さんをうれし泣きさせるからと。下積みも長くてつらい思いもさせていたので、必ずうれし泣きさせるからと言っていたけどまだできていないので、今日をきっかけに恩返しできたらいいなと思います。
--今日見ていて、本当に泣けましたよ。
桐山 本当に?
中間 よかった。
--神山くんもどうだったのかなと思いました。
神山 ……ん?
全員 聞いとけ!
--会見に(身が)入ってた?
神山 入ってました。
桐山 10分以上たったら寝るという癖があって。すみません。
中間 神山と重岡の部分は、だいたい神山がメーンで書いて。
--少し夢を諦めた部分もあったんですか?
神山 やっぱり諦め切れないところもあったんですけど、正直どうしようかなというのが一番強くて。おかんやお姉やったり家族にも気を使わせてしまった部分もあるので。今こうやって発表ができて、絶対応援してくれていた夢やから、それを今おかんに、デビューできるよって胸張って言いたいなと。
--どうぞ!
重岡&濱田 ……おかん! 見てる!?(同時に)
桐山 もう、YOUたち面白いよお(声まねしながら)。
重岡 (濱田とハイタッチして)絶好のチャンスやと思って。
濱田 「今や!」って(笑)
小瀧 俺リアルに泣きそうになったのに(若干瞳をうるませながら)。
桐山 みんなに言えることだよ、本当にそうだよ。
重岡 たくさんの人に支えてもらったというのはホンマにそうですから。舞台上でもメンバーが言ってましたけど、感謝の気持ちは忘れずに、グループというのは仲良しこよしだけじゃないので。それぞれが切磋琢磨(せっさたくま)しながら、仲間であるしライバルであるし。そういう関係をいいバランスで保ちながら成長していきたいですね。
--本当に皆さん笑いを取ろうとしますよね。
重岡 最初はキャーキャーキャーキャー言われたくて入ってきたのに、いつの間にかキャーキャーより笑われたい、笑われたいという気持ちが強くなって。
桐山 ここ東京だよ? 考えようよ(わざとらしく言う)。
重岡 知ってます? あんまり染まり過ぎたら関ジャニ∞さんに怒られまっせ。
桐山 頑張っていきたいと思います。
--関西パワーとしては関ジャニ∞さんもいますし、そのすみ分けというか、どのように考えていますか?
桐山 関ジャニ∞さんがいたときに僕らはバックでやらせてもらって、一緒に経験させてもらったんですけど。お兄さんというのもあるけど、ここまで来たらライバルになりますからね。僕たちもこの勢いでグングン行くので。
重岡 デビューしてから僕たちに一番近い関西の先輩として、「おめでとう」という言葉と、「デビューというのは誰もができることじゃないから、それをかみしめてやってくれ」という言葉と、「これからは一緒に戦っていく仲でもあるから、おまえら頑張れよ」というメッセージを頂きました。
桐山 めっちゃ優しかったですよ。この前、年明けのライブを見に行かせてもらったときに、横山(裕)くんたちが「絶対売れるんやぞ。売れろよ」と言ってくれて。なんていい先輩。お年玉もみんなにくれて。俺だけ1000円やったという。みんなもうちょいもらってるのに。
小瀧 いいじゃん、俺ライブ行ってないからもらってないもん。
桐山 横山くんが、ばっと並べて、「好きなの取れ、一つだけハズレあるから」って。そしたら俺が引いて。「おまえいけるわ、売れるわ」って言ってくれて。
--いい年になりますね。では、目標は?
桐山 遠いとこ言わずまずは近いところ言おう。ドーム! 将来10年後のとかじゃなく、近々ドームしたい。14年にしたい目標。
重岡 横山くんに言われましたもん。「まずドームできるようになったら一流やな」って。そこはやっぱり頑張りたいですね。
中間 東京でこういう形でのお披露目なんですけど、関西のファンがいてこそのデビューだったので、大阪でもお披露目できたらいいな。
桐山 全国でしたいね。全国行きたいです。
--近々1カ月以内にたこ焼きを焼く予定はあるんですか?
桐山 やるかもしらん。
重岡 まあ1回みんなでたこ焼きパーティーでもしましょうよ。記念に。関西らしくしようと思います。
--今回は、この(舞台で披露した)曲(の中)からデビュー曲が決まるわけですよね?
桐山 まだ決まってなくて、皆さんの投票という形にもしますし。今まだ決まってないですけど皆さんの反応を見たりとか。
--メンバーの皆さんの意見も出せる?
桐山 はい、もちろん。僕ら出せへんかったらどうしたらいいんですか!
中間 そもそも曲自体も僕らが全部選ばせてもらって。その中から一番いいのを。今回来てくださったお客さんもそうですし、ファンの皆さんにも聞けるようなイベントをしてみたいなと思っているので。
重岡 ファンと共に僕らは来ましたから。
桐山 4月までまだ時間もありますし。
重岡 さっきも言いましたけど、恩返しとして、ファンと一緒に盛り上がっていけたらいいなと思っています。プレゼントとして。
桐山 僕らをきっかけに関西が盛り上がってくれればうれしいですね。関西Jr.もいっぱいいますから。
--とにかく7人ということにファンの皆さんも喜んでいると思うので、最後に意気込みとメッセージを。
重岡 ワシ? ワシって言っちゃった。俺か。皆さんはじめまして! ジャニーズWESTです。これから僕たち7人で力を合わせて、てっぺん上り詰めたいと思います。よろしくお願いします!
一同 お願いします!
桐山 やったるで!
--確かに「やったるで」とかでまとめたらいいかもしれないですね。
桐山 いいの出した?じゃあもう1回いきます?
重岡 皆さんはじめまして!
桐山 そっからやるの!? うぉーいってなるわ。テーク2で。
濱田 じゃあ入ってくるところから、もう1回やろう。
小瀧 お願いしまーす!
中間 あれいきましょうよ。「新時代の7人の侍の」って言おう。
重岡 あー、それいいじゃないですか。
桐山 え? ちょっと電話で言って。
小瀧 ハワイの桐山さーーん!
桐山 はいはーい!
重岡 もうマイクさんも手がぷるぷるしてきたから!
桐山 いきましょ、いきましょ。
重岡 絶対なったるで! 新時代の!
全員 7人の侍に!
桐山 ちょっと恥ずかしいですね。
重岡 これからもよろしくお願いします。