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子どもの頃から両親にお芝居を見に行かせてもらっていたというのが大きいと思います。両親ともに芸術関連の仕事をしていたので、芸術というものに漠然とした憧れがありました。見ていると憧れるものですね。それで、中高生のときに演劇部に入って、その後、大学で文芸学科という学科で小説を書いたり、文章を書いていました。大学生のときは立体造形が好きで、それを作ったりもしていましたね。芸術全般に触れる中で、一番自分のやりたい表現の方法が演劇だったという感じです。
脚本はもちろん書いてみたいというのはあります。…実は今も、こっそりと書いてはいますが(笑)。文章で表現して、それをまた誰かに見にきてもらえたらという思いはあります。
一人芝居をして見にきてくれるお客さんがいる役者が理想です。役者である梅津瑞樹の芝居を見たいと思う人が一人でもいれば、それだけでうれしいです。
山姥切長義としては、山姥切国広との関係性には注目して見ていただきたいです。山姥切国広の「悲伝」までの歴史を経て、今回の「慈伝」でどう変わるのか。この作品も、山姥切国広にとってのある種のターニングポイントとなっていると思いますし、山姥切長義がそのきっかけになっていたらいいなと思います。
一公演一公演を大切に、そのときに生まれるものを大事にして演じていきます。二度と同じ瞬間はないので、見守っていてください。
(取材・文・写真/嶋田真己)
舞台『刀剣乱舞』慈伝 日日の葉よ散るらむは、7月7日まで大阪・サンケイホールブリーゼ、7月11日〜15日に兵庫・AiiA 2.5 Theater Kobe、7月19日~8月4日に東京凱旋公演・品川プリンスホテル ステラボールで上演。8月4日の大千秋楽には全国138の映画館でライブビューイングも決定している。
公式サイト https://www.marv.jp/special/toukenranbu/