エンターテインメント・ウェブマガジン
そうですね、監督とプロデューサーも含めてすごくいいチームで、みんなの映画への愛がふんだんに注ぎ込まれた映画になっています。映画好きの人が見ても、そこからにじみ出てくる愛を感じるような作品になっていると思います。
8割が造形で2割がCGです。ほとんどの場合、人が入っています。ただ造形だと分かっていても、近くで見ると怖さを感じました。クマは現実にいるものだからというのは絶対にあったと思います。
一観客として見ても、お二人ともすてきなキャラクターだと思います。ほかのキャラクターも、全員が出るべくして出てくるもので、それぞれが役割を全うしていて、誰一人欠かせないピースになっているところがすごくすてきだなと思います。わんさんは抑えたというか、落ち着いたトーンのツッコミ役ということで、お客さんも共感してくれるところがたくさんあると思います。また、宇梶さんが演じたハンターが、ストーリーの中にすごく大きな動きを与えてくれたと思います。本当にかっこいい方です。
もちろんシーンごとの動きの指示はありましたし、ヒグマと対峙するシーンでは、こういう表情を見たいというのも伝えてくださいました。ただ、特に話し合わなければできなかったところもなく、監督の見たいものと僕がやってみたいことを同じ方向に向けていったので、撮影はすごくスムーズに進みました。
自分が思っていたよりもさらに面白くなっていました。エンターテインメントでありながら、ヒグマの恐ろしさや、闇バイトという社会的な問題を描く意義も感じられる。そこに僕らや監督、プロデューサーが伝えたい思いもしっかり乗っている。今だからこその作品になっていると感じました。僕の小学4年生の妹も試写を見て、ヒグマが怖いと言っていました。それぐらい強烈な怖さがあるにもかかわらず笑いや感動のポイントもある。本当に大好きな映画です。
この映画の企画をもらった時は、ニュース番組で闇バイトの話題が絶えない時期でした。そうしたら今度はヒグマの話題が絶えなくなって…。それは、結果的には時局を捉えたというよりも先見の明があり過ぎたということになるのかもしれません。でも、僕たちがやったことは、決してそれをちゃかしたわけではありませんし、被害に遭われた方に対するお見舞いの気持ちは欠かさず持っています。ただ、監督はフィクションとして見られる工夫をしていると思いますし、リアル過ぎないところがこの映画の良さにもなっていると思うので面白く見られると思います。映画ってそういうものだと思いたいです。
エンタメとして楽しめる映画でありながら、社会問題を表しているところもあります。先ほど誰かに話したくなる映画だと言いましたが、本当にその通りだと思います。この映画を見たら誰かに話をしたくなる。そんな話題の種になってくれたらうれしいです。それから間違いなく映画館で見てこその映画だと思います。
(取材・文・写真/田中雄二)

(C)2025映画「ヒグマ!!」製作委員会
舞台・ミュージカル2026年7月22日
望海風斗と坂本昌行が出演するミュージカル「ファニー・ガール」が、9月8日から日生劇場で上演される。本作は、ニューヨークのブロードウェーレビュー、ジーグフェルド・フォリーズの大看板だったファニー・ブライスの伝記ミュージカルとして1964年に … 続きを読む
ドラマ2026年7月18日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」(総合 毎週日曜 夜8:00~ほか)。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄の秀吉(池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中だ。中盤のクライ … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年7月17日
シェークスピア四大悲劇の一つ「リア王」が内野聖陽の主演で9月21日から上演される。舞台、映画、テレビと各方面で活躍し、硬軟・老若を問わず多彩な役柄を演じ分ける実力派の内野。ドラマ「ゴールドサンセット」の劇中劇で「リア王」を演じた経験と熱い … 続きを読む
映画2026年7月16日
-堺と小河がファミレスで会話するシーンでは、染谷さんがほかのシーンとは別人のように生き生きとしていたのも驚きでした。 染谷さんのお芝居は、楽しそうなときも、わかりやすく楽しそうにするのではなく、せりふの間のちょっとした息遣いや一瞬のほほ笑 … 続きを読む
ドラマ2026年7月10日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中。7月5日放送の第26回「信長を笑わせろ!」では、小 … 続きを読む