生駒里奈が語る俳優業への思い 「自分ではない瞬間が多ければ多いほど自分の人生が楽しい」【インタビュー】

2024年11月20日 / 08:00

-なるほど。では、公演が12月ということで、2024年の振り返りをお願いします。

 今年は自分で掲げた目標に対しての成果も感じることができたので、充実した1年でした。これまではどこかで「やらされている」という感覚があって、自分の意志でできたことが少なかったように思いますが、今年は全て自分で決めることができました。自分が思い描いていた理想像と自分が重なることができて、手応えを感じられた良い1年だったなと思います。

-この1年で特に印象に残った出来事は?

 朗読劇「青野くんに触りたいから死にたい」で、自分が目標にしていた自分になれたことです。芝居がうまくなっているという自信がついたので印象に残っていますし、またご一緒したいと思う演出家の方や大事な俳優仲間に出会えたことは財産になりました。

-2025年の目標を教えてください。

 20代最後の年になりますが…特に20代に特別なこだわりもなく、早く30歳になりたいですが、来年1年過ごすしかないので(笑)。お芝居の縁をいっぱい広げていきたいなと思います。

 -早く30歳になりたいというのは、30代の方が楽しそうだからということですか。

 お母さんが「おばさんの方が楽しいよ」と言っていたのですが、確かにと思って。10代の頃より20代後半の今の方が悩みが少ないですし、ということは、30歳、40歳になったときにもっと楽しいのかなと考えると、年齢を重ねるのもうれしいことだなと思います。俳優としても、20代前半は高校生のヒロインという役が多かったですが、年齢を重ねるごとに少しずつそれも変化してきて、30歳になったらもっといろいろな役ができるんだろうと思います。私はできる限り俳優を続けていきたいと思っているので、さらに幅広い役ができるように今年は準備期間になればいいなと思います。世間が思う“生駒ちゃん”のイメージは、どうしてもデビュー当時の私だと思います。ですが、それは乃木坂46というグループで出ていたもので、私個人としての生き方ではない。俳優を続けていくことによって、そちらで縁がたくさんつながっていって、どんどん芝居のお仕事が増えていくように頑張りたいと思います。

-お芝居の面白さはどのようなところに感じていますか。

 私はお芝居している方が元気なんですよ(笑)。自分の人生にあまり興味がないので、プライベートではあまり楽しさが見いだせないんです。ですが、こうしてお仕事をさせていただいているおかげで、自分ではない時間に没頭することができ、生きられているのだと思います。普通の生活が苦手なので、そこから逃げるという意味でもお芝居をしていた方が生きやすい。自分ではない瞬間が多ければ多いほど自分の人生が楽しいですし、楽なんです。なおかつ、それがファンの方や私を見てくださった方の楽しいという瞬間になってくれたら一石二鳥だなと思います。

-改めて、公演に向けての意気込みと読者にメッセージをお願いします。

 2024年の締めくくりの作品にふさわしい、楽しい物語になっていると思います。選んで損はない作品です。キャスト一同、スタッフ一同、皆さんのことを首を長くして劇場でお待ちしておりますので、ご来場いただけたらうれしいです。

(取材・文・写真/嶋田真己)

梅棒 19th GIFT「クリス、いってきマス!!!」

 梅棒 19th GIFT「クリス、いってきマス!!!」は、12月1日~15日に都内・サンシャイン劇場ほか、大阪、愛知で上演。

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