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物語の始めはネヴィルとケイとオードリーという三角関係があり、その女性の間で揺れ動く男性のよくある話かなと思ったのですが、進んでいくと全く違う。最初は犯人だと思うような人物も出てこないですし、まるでミステリーとは思えないようなストーリーです。ですが、いつの間にか殺人事件が起きる。ただ、最初の場面から伏線がたくさんあるので、ぜひ見逃さずにご覧いただけたらと思います。
原くんは、あーちゃん(綺咲愛里)と今、共演していると聞いて、勝手に親近感を感じています(笑)。気さくにフランクに話せて、とても面白い方という印象です。一色洋平さんともお話をさせていただきましたが、すごく気が遣えて優しい方。今回、絡むシーンが多いので、どんなお芝居になるのか楽しみにしています。
宝塚時代の同期ですので、とても心強いです。ケイは、オードリーに挑みかかるような役なので、きっと同期や上級生にしかできない役だと思います(笑)。なので、鳳翔だと聞いて、これだけ気心がしれていれば安心だと思いました。彼女と会うのは久しぶりでしたが、昔と全く変わらなくて。華やかで大胆なお芝居をする人なので、すごく合う役だと思います。彼女と一緒にお芝居できるのもうれしいです。
私のスタート地点は、おそらく、宝塚歌劇団の公演を初めてテレビで見た日だと思います。その日は土曜日で、ランドセルを背負って家に帰ってテレビをつけたら、すごく華やかなステージがやっていて。それが宝塚だったんです。ランドセルを下ろすことも忘れて見入ったっていうのが、私の人生の大きな運命のゼロ地点だったのだと思います。そのテレビを見て、私はこれしかないと思いました。絶対に入ると。
私の基盤を作ってくれた場所かなと思います。基盤を作ってくれた場所で、紅ゆずるができた場所。
その時は、スタートとは思いませんでした。もう全てが終わった気がして。この後、何がやりたいのかも分からなくなっていましたから。
きっかけというのは特になかったように思います。退団した4日目には仕事をしていましたし、その1カ月後に事務所にも入りましたが、自分の中ではまだ気持ちが定まっていなかったので、何をやりたいのかも分からずにいました。ただ、やるからには応援してくださるファンの方のためにも、もちろん自分自身のためにも、本腰を入れて取り組んでいきます。
何になりたいというよりは、紅ゆずるにしかできないものがあるのではないかなと思っています。お芝居は好きなのでやっていきたいですが、自分が何をやりたいのかを探していきたいですね。
この役になりきるための要素を1つでも多く見つけて、自分の中に入れたいと思っています。そして、舞台に立つ時には、紅ゆずるではなく、オードリーとして立っているのが目標です。ミステリーですが、ただのミステリーではないので、それもまた楽しみに来ていただけたらなと思います。
(取材・文・写真/嶋田真己)

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