ミュージカル「RENT」に再び挑む、花村想太&平間壮一「この作品全体がロック」【インタビュー】

2023年3月8日 / 09:00

-今回から新たにカンパニーに加わったキャストもいますが、今、稽古場の雰囲気は?

平間 真面目です。これまでの「RENT」カンパニーで一番真面目だと思います。

花村 平間さんがエンジェルを演じていたときは、破天荒だったって言いますよね。

平間 めちゃめちゃ破天荒でした。あちこちでお芝居のことでけんかが起きていましたし、プライベートのことでもみんなが自由に言いたいことを言い合っていました。

花村 でも、それが「RENT」らしいのかもしれないですね。

平間 今回のカンパニーは、初めて「RENT」に触れる人が多いので、そういう意味でもすごく礼儀正しいと思います。

-稽古を重ねていくと、みんな「RENT」らしさが出てくると?

平間 どうだろう。自分たちではもう何が「RENT」らしいかは分からないんですよ。自然と熱くなっているだけで、それを見て周りの人たちが「RENTだね」と言うことが多いように思います。

花村 僕はこれまでこの作品のほかに2作品しかミュージカルには出ていませんが、それでもやっぱり「RENT」は特殊だとは思います。それが「RENTらしさ」なのかは分かりませんが、空気感が違いますし、この作品全体がロックだと感じています。

-ニューヨークを舞台に、夢を追う若者たちの出会いや衝突、葛藤が描かれている本作ですが、お二人は本作の登場人物の中で、誰に共感しますか。

花村 マークにも共感できるところは多いですが、一番はロジャーかな。テンションの上がり下がりが激しくて、気分が乗らないと落ちてしまう。曲が書けないときもあれば、すぐにひらめいて気付いたら朝まで書いているというときもあるので、そういう意味でもロジャーだと思います。

平間 僕は、ジョアンヌですね。世間体を気にして、きちんとした仕事に就きながらも、アーティストを目指して、マークたちと知り合い表現者っていいよなと思っている。レズビアンの彼女に振り回されながらも、何でもやってあげてしまうというのもまたすてきだなと思います。

(取材・文・写真/嶋田真己)

ミュージカル「RENT」

 ミュージカル「RENT」は、3月8日~4月2日に都内・日比谷シアタークリエほか、大阪、愛知で上演。公式サイト

 

  • 1
  • 2
 

関連ニュースRELATED NEWS

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

安田章大、『髪結いの亭主』の初めての舞台化に「人間たちの退廃感がより響くのではないか」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年9月9日

 1990年に公開されたパトリス・ルコント監督の代表作『髪結いの亭主』が、安田章大主演で初めて舞台化される。原作となる映画は、一人の男の純粋で偏愛的な恋心を描いたフランス映画の傑作。今回の舞台化では、原作映画を大胆にアレンジし、物語を195 … 続きを読む

【映画コラム】8月の公開映画から

映画2026年9月4日

「ミニオンズ&モンスターズ」(8月7日公開)★★★ 映画のパロディーが満載  最強最悪のボスを求めて旅を続けるミニオンズがたどり着いたのは、1920年代のハリウッド。西部劇の撮影に乱入したことから映画スタジオに入り込み、人気スターと … 続きを読む

山口馬木也 柴田勝家の最期は「不思議な体験でした」【大河ドラマ「豊臣兄弟!」インタビュー】

ドラマ2026年8月30日

-劇中では、秀長と秀吉に対する「認めたくないが、認めざるを得ない」という勝家の複雑な心情が見事に表現されていました。秀吉役の池松壮亮さんとのお芝居はいかがでしたか。  仲野太賀さんと池松壮亮さんは、周囲に対する気配りを欠かさない素晴らしい俳 … 続きを読む

パク・ジョンミン「一人二役は想像以上に大変でした」韓国のヒットメーカーが「ガス人間」に続いて送り出すサスペンス・ミステリーで熱演『顔 -かお-』【インタビュー】

映画2026年8月28日

-劇中ではそんなご苦労を感じさせない名演でした。  実は、最初にオファーをいただいたのは、ドンファン役だけだったんです。でも、脚本が面白かったためについ欲が出てしまい、僕の方から「ぜひヨンギュもやらせてください!」とヨン監督にお願いしたんで … 続きを読む

【映画コラム】「生き残る」とは何か『ラスト・サバイバー』『シェルター』が描く極限の人間ドラマ

映画2026年8月28日

『シェルター』(8月28日公開)  スコットランド沖の孤島に建つ灯台を隠れ家にして、愛犬と共にひっそりと暮らす元特殊部隊員マイケル・メイソン(ジェイソン・ステイサム)。  ある日、週に一度、叔父と共に船で生活物資を届けに来る少女ジェシー(ボ … 続きを読む

page top