エンターテインメント・ウェブマガジン
松本 相手の空気をちゃんと受け取りながらお芝居することが、今回は特に大事だったのかなと。お互いの空気感の中で、無理に上げていったりしないというか。だから、「これぐらいまで怒ろう」と事前に決めてかかるんじゃなくて、「こんなに優しく声を掛けてくれるなら、さっきのはあまり引きずり過ぎず、この温度で返そう」みたいな感じで。
玉城 普段と同じといえば同じですけど、それほどお芝居のプランを決めずにやっていました。作ってきたものをただ見せるのでは、面白くないですし。ただ、せっかく会話するんだから、自分の見せ場ばかり作ることにならないように、ということは意識していました。
松本 そういう才能みたいなものを見せられたら、弱いのかな…とは思いますけど。でも、実際に身近なところにいたら、好きにはならないかな。
玉城 いないでほしいよね(笑)。
玉城 ぜひカップルで見て、話し合ってほしいですね。「恋人同士では、見ないでください。」というキャッチコピーですけど、一緒に見て話し合うと、お互いの恋愛観がはっきりすると思うので。
松本 だから「見ないでください」なのかな?(笑)。
玉城 分かっちゃうから?
松本 決定的に違っていたら…。
玉城 でも、早く分かった方がいいこともあるから(笑)。
(取材・文・写真/井上健一)
舞台・ミュージカル2025年10月13日
-本作の公演中の11月22日には31歳の誕生日を迎えますね。 公演中に誕生日を迎えられるのは幸せです。去年の誕生日は本を出版させていただき、イベントを行わせていただきましたが、今年は舞台俳優として過ごさせていただきます。カーテンコールなど … 続きを読む
ドラマ2025年10月12日
-クランクインして2か月ほどたちましたが、撮影の様子を教えてください。 妻夫木 皆さん本当に家族のように過ごしながら撮影しています。僕自身、1日1日が過ぎるたびに「このシーンはもう二度とやらないんだな」と寂しさを感じるくらいで、それほど毎日 … 続きを読む
ドラマ2025年10月10日
-本作は「遺品整理」がテーマで、ドラマを見た視聴者も生や死について考えさせられる作品になると思います。この物語を通じて“死ぬこと”や“生きること”について、考えたことがあれば教えてください。 今回の作品に携わることで“死ぬときに何が残るの … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年10月10日
名匠・黒澤明と三船敏郎が初めてタッグを組んだ伝説の映画『醉いどれ天使』の2025年舞台版が11月7日に開幕する。本作は、戦後の混沌(こんとん)とした時代に生きる人々の葛藤を生き生きと描いた物語。映画が公開された1948年に、映画版とほぼ同 … 続きを読む
映画2025年10月9日
-実際に共演して、カトリーヌ・ドヌーヴさんの魅力をどんなところに感じましたか。 カトリーヌさんは、芝居らしい芝居をほとんどせず、リアクションも非常に小さい。それでも、その小さなリアクションの中で、訴えるものが非常に強く表現されていて、 … 続きを読む