エンターテインメント・ウェブマガジン
この謎の男の気持ちが分かるのは、僕自身の男闘呼組の挫折に重なるからかもしれません。僕自身も18歳の頃は、文也と同じように「絶対にスターになってやる」、「自分の人生はばら色だ」と信じていたけど、24歳で活動休止になりました。そこから、それぞれの道を歩み出して29年後、こうして再び集まることができた。だから、会わなかったその29年間が大切だったんです。それがメンバーの一人一人を磨いたし、その間に挫折やいろんなことを味わったからこそ、本当に意味のある再結成になった。あのままとんとん拍子でいっていたら、こんなに素晴らしい経験は絶対にできなかったはずです。
そうでしょうね。それと、今この作品と出会えたことも、そういう巡り合わせの一つですよね。作品との出会い、監督やキャストとの出会い、役との出会いもご縁ですから。別に、僕じゃない可能性だってあり得たわけですよ。謎の男を違う人が演じていたかもしれない。でも、僕が演じることになった。それはやっぱり、何かが僕に演じさせたんだと思うんです。
もちろん、監督やキャスティングプロデューサーが僕を選んでくださったからですけど、なぜ僕が選ばれたのかといえば、この役を演じる運とか縁みたいなものがあったからだと思うんです。その結果、僕もすごくいい経験ができたし、映画もすごく面白くなった。だから、やっぱり出会うべくして出会った映画だなと。
僕の同年代も含め、人生を振り返るような世代の方には、きっと響く物語だと思います。映画初主演の藤原くんも素晴らしいお芝居をしているので、若い方も含め、ぜひ皆さんに劇場でご覧いただきたいです。
(取材・文・写真/井上健一)
映画2026年2月21日
『クライム101』(2月13日公開) 米西海岸線を走るハイウェー101号線上で、数百万ドルの宝石が消える強盗事件が多発。デービス(クリス・ヘムズワース)の4年間にも及ぶ犯行は完璧だったが、犯罪組織からの追跡や警察内部の陰謀、そしてルー刑事 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年2月19日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼相撲 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年2月19日
小林聡美が主演する舞台「岸辺のアルバム」が、4月3日から上演される。本作は、数々の名作ドラマを世に残した山田太一が原作・脚本を務め、1977年に放送された連続ドラマを舞台化。一見平和で平凡な中流家庭の崩壊と再生を描く。ドラマでは八千草薫が … 続きを読む
ドラマ2026年2月17日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(=藤吉郎/池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中。2月15日に放送された第6回「兄弟の絆」 … 続きを読む
映画2026年2月16日
-本作を経験して、2時間サスペンスの魅力をどのように感じましたか。 名取 普遍的な人間の心情を描きながらも、泣いて、笑って、手に汗握って、リラックスしながら見られるところが一番の魅力ですよね。「何番目に名前が出る俳優が犯人だ」とか、だいたい … 続きを読む