エンターテインメント・ウェブマガジン
今、改めて思うことは、自分にとっては、自然界に対する警鐘や敬意という、大切なことを言う大きなチャンスを得たということです。地球上に人間がいるのは、恐竜たちの時代から見れば、ほんの一時です。私たちはゲストとして生きているようなものです。そうした大きなアイデアを、世界中の映画館で伝えることができた。それが一番素晴らしいことでした。
若者が映画館に来てくれるような作品を作っていきたいです。彼らが何を望んでいるのかに耳を傾けて、彼らの声を聞きたいと思っています。私がいろいろな映画を見て想像力をかき立てられたように、これからの若者にも、同じことが起こるような作品を提供していきたいと思います。それは、独りで家で見るのではなく、映画館でみんなが一緒に見るような作品です。
日本の人たちは、このシリーズを受け入れてくれ、とても愛してくれました。それは、人と人、あるいは文化を近づけることにもつながると思います。見どころはたくさんあるので、ぜひ、映画館には、独りではなく、老若男女を問わず、みんなで見に来てください。私は家族が大好きなので。
黒澤明監督の『七人の侍』(54)『どん底』(57)『羅生門』(50)などをよく見ます。クロサワは世界的にみても偉大な巨匠の一人だと思います。
(取材・文・写真/田中雄二)
映画2025年5月17日
-役作りをする上で気を付けたことはありましたか。 気を付けたことで言うと、子どもたちがメインで見るので、物語の展開もそうですけど、スピード感みたいなものは割と気を付けていました。あとは、「こうやって言ったら分かるよね」というような、押し付 … 続きを読む
映画2025年5月16日
『ノスフェラトゥ』(5月16日公開) 1838年。不動産業者のトーマス・ハッター(ニコラス・ホルト)は、自身の城を売却しようとしているオルロック伯爵(ビル・スカルスガルド)のもとへ向かう。 トーマスの不在中、彼の新妻エレン(リリー=ロー … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年5月16日
-ドラマ化が大ヒットを記録したこの作品をミュージカル化することにはどのような思いがありますか。 この作品をミュージカルにするのは、すごくハードルが高いのではないかと思ったので、驚きました。ストレートプレーで上演した方が、もっとダイレクトに … 続きを読む
映画2025年5月15日
-クリストファー・マッカリー監督の印象は? 今や彼は自分のおじさんのような存在なので「マッカリーおじさん」みたいな呼び方をしていますが、自分にとっては先生ですね。彼は演出だけではなくて指導力もとても優れています。自分が恵まれていると思うの … 続きを読む
映画2025年5月12日
ーところで本作は、研さんの9年ぶりの映画主演作だそうですね。 研 そういうことは全く頭になかったです。「何周年記念のお祝い」みたいなことがあまり好きではないんです。「何年やったからといって、何が偉いの?」と思ってしまって。自分が人間的に成長 … 続きを読む