大泉洋「根底には笑わせたいという思いが常にある」【インタビュー】

2022年7月28日 / 12:00

 俳優の大泉洋がMCを務める、Amazon Original番組『ザ・マスクド・シンガー』シーズン2が、Prime Videoで8月4日から独占配信される。この番組は、世界50カ国が熱狂している音楽ライブエンターテインメントの日本版となるオリジナル作品。マスクをかぶった11人のパフォーマンスを楽しみながら、歌声やヒント映像をもとにマスクの中の有名人を推理する。シーズン1に続き、MCを担当した大泉に、番組の見どころや司会業への思いを聞いた。

大泉洋(ヘアメーク 白石義人(ima.)/スタイリスト 九(Yolken)) (C)エンタメOVO

-シーズン2の話があったときの率直な気持ちを聞かせてください。

 シーズン1は、素晴らしいショーを見に行っているような気持ちで撮影していたので、とにかく楽しかったんです。なので、また違うマスクドシンガーの方たちが出演されて、また大好きなMIYAVIさんやPerfumeといったパネリストの方たちと番組が作れるというのでとても楽しみでした。

-シーズン1を振り返って、印象に残っているマスクドシンガーは?

 ローズの水野美紀さんです。ニンジャのトレンディエンジェルの斎藤司さんも(水野のことを)ずっと脅威に感じていらっしゃいましたから。斎藤さんは、自分だとバレてはいけないので、逆にあまり面白いことができなかったんですよ。そんな中、ガンガン笑いを取るローズを見て、焦っていたとおっしゃっていました(笑)。ローズのあの物語調のパフォーマンスも素晴らしかったです。

-大泉さんの予想はどのぐらい当たりましたか。

 シーズン1は、半分くらいだったかな。Perfumeはかなり当てていた記憶があります。

-シーズン2はいかがですか。

 難易度が圧倒的に上がったので、シーズン2は本当に分からないと思いますよ。僕はほとんど分からなかったです。シーズン1は、今考えると、歌声にすごく特徴のある方も多かったし、ヒントを出し過ぎていた。スタッフの方たちも、そこはシーズン1の反省を踏まえたんじゃないでしょうか。シーズン2はグッと難しくなっていました。でも、その分、当てる楽しさがあると思います。

-アメリカ版のシーズン5では、司会者がマスクドシンガーとして登場していたこともありました。日本版でも、“実は大泉さんだった”ということも期待できますか。

 僕としては、やぶさかじゃないです(笑)。ただ、それもあって、こうした取材で「大泉さんが、もし出るなら…」という質問をされるとすごく答えにくいんですよ。僕としては、その線も捨てきれないので、あまり言いたくない。だって、出たときにバレるじゃないですか(笑)。

-では、もしTEAM NACSのメンバーがマスクドシンガーとして出たら、当てられる自信はありますか。

 100パーセント当てられます。われわれ、2年に1回、ファンの皆さんの前で歌う「CUE DREAM JAM-BOREE」というイベントを行っていて、メンバーの歌は散々聞いていますから。ボイスチェンジャーで声を変えてしまうとトークは分からないかもしれませんが、歌声は絶対に分かります。明らかに歌声が不安定な人もいますし(笑)。

-ところで、「ザ・マスクド・シンガー」でのMCも2回目となりましたが、この番組でMCを務める楽しさと難しさは?

 とてもお金のかかったステージで行われる見事なパフォーマンスを目の前で見させていただけるのがとにかく楽しいです。ただ、どなたか分からない方に、ある程度失礼なことを言いながら話を聞くのは勇気がいりますね(笑)。僕は多少失礼なことを言って笑いを作り出していくキャラクターなものですから、ひょっとしたら大先輩かもしれない方に失礼なことを言うのは、難しいというかスリリングだなと思います。

 
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