【インタビュー】本田望結、18才“新成人”を迎え「大人」への思い「小さい頃から両親ではなく自分が責任を取りたいと思ってた」 映画『きさらぎ駅』で初の女子高生役

2022年6月21日 / 08:00

-その自立心が芽生えるきっかけやタイミングはあったのでしょうか。

 4歳の頃からこのお仕事をしていて、大人の方と話をする機会が多かったですし、両親も何でも手伝ってくれるタイプではなくて「自分で」というような育て方をしてくれているので、小さい頃から兄妹で力を合わせて行動することが多かったです。

-劇中で明日香は、母親に言われた言葉を心に留めて行動しますが、本田さん自身は決断や行動をするときに指針になっている、ご両親に掛けられた言葉はありますか。

 「いつ何が起こるか分からないから、『はい、今日であなたの人生、今ここでおしまい』と言われても、何も後悔がないようにやり切った、今日は楽しかったと言えるように、毎日丁寧に行動しなさい」という、両親の言葉はいつも心に留めています。いつ言ってもらったのかが分からないぐらい、小さい頃から頭の中にある言葉なのですが、以前、兄妹と話したときに、みんながこの言葉を知っていたので、私たちが小さいときに両親がそうやって教えてくれていたのだなと思います。

-18才になってやってみたいことは? 今後の目標も教えてください。

 お芝居の仕事もフィギュアスケートも、大学生になっても続けていたいなという目標があるので、今の状態を続けていくためには、現状維持ではなく進化していかないといけないなと思います。18才になってやってみたいことは、賃貸物件に興味があるので、自分が決めたおうちを借りて、両親を招待してみたいなという夢があります。

-最後に、改めて映画の見どころを教えてください。

 ホラー感が強くて怖い部分だけでなく、究極に追い込まれたときの人の裏の顔や裏切り、そういうものも詰まっているので、ぜひ劇場に見に来てもらえたらなと思います。

(取材・文・写真/小宮山あきの)

(C)2022「きさらぎ駅」製作委員会

 

  • 1
  • 2
 

関連ニュースRELATED NEWS

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

「べらぼう」ついに完結!蔦重、治済の最期はいかに生まれたか?「横浜流星さんは、肉体的にも作り込んで」演出家が明かす最終回の舞台裏【大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」インタビュー】

ドラマ2025年12月14日

-治済役が大きな話題となった生田さんについて、撮影を通じて感じた俳優としての魅力を教えてください。  生田さんで印象に残っているのが、何事にも動じないことです。常に泰然自若として、変なクセを出さない。ある意味、視聴者に想像させるようなキャラ … 続きを読む

稲垣吾郎「想像がつかないことだらけだった」ハリー・ポッターの次は大人気ない俳優役で傑作ラブコメディーに挑む【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年12月13日

 稲垣吾郎が、2026年2月7日から開幕するPARCO PRODUCE 2026「プレゼント・ラフター」で傑作ラブコメディーに挑む。本作は、劇作、俳優、作詞、作曲、映画監督と多彩な才能を発揮したマルチアーティスト、ノエル・カワードによるラブ … 続きを読む

DAIGO「クリスマス気分を盛り上げてくれる作品なので、『パーシーのクリスマス急行』にぜひ乗車してください」『映画 きかんしゃトーマス サンタをさがせ!パーシーのクリスマス急行』【インタビュー】

映画2025年12月12日

-パーシーのように、与えられた仕事を楽しくやるコツがあれば教えください。  仕事があることが幸せ。シンプルにそういう意識を持ってやっています。僕もミュージシャンを目指していろいろとやっていましたが、思うように行かなくて。でも、音楽に対する情 … 続きを読む

高橋克典「これは吉良の物語でもあるのだと感じていただけるような芝居をしたい」 堤幸彦「『忠臣蔵』は、演劇的に言えば1丁目1番地的な作品」 舞台「忠臣蔵」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年12月10日

-堤さんと高橋さんは高橋さんのドラマデビュー作以来のタッグと聞いています。堤さんは高橋さんの吉良上野介にどのような期待を寄せていますか。 堤 ぴったりだと思いますよ。生き馬の目を抜く芸能界で酸いも甘いも知り尽くしていますから。デビューの瞬間 … 続きを読む

生田斗真が驚きの一人二役!「最初から決まっていたわけではありません」制作統括・藤並英樹氏が明かす舞台裏【大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」インタビュー】

ドラマ2025年12月8日

-治済に対する仇討ちのため、対立関係にあった蔦重と松平定信(井上祐貴)がタッグを組む展開にも驚かされると同時に、思わず胸が熱くなりました。 藤並 白河藩に戻った後の定信は、それまでとは打って変わって、大田南畝や山東京伝に本を書かせているんで … 続きを読む

Willfriends

page top