エンターテインメント・ウェブマガジン
玉山 めちゃくちゃあります。20代の後半は、この仕事を辞めようかと本気で思ったこともありましたし。今回僕は、立花を演じて自分と重なる部分がすごく多かったんです。例えば、ホテルの部屋で自分が出演した昔の番組を見るシーンがあるんですけど、僕も自分の若いときの作品を見て物思いにふけったり、そこで「どっちが本当の自分なんだ?」と思ったりすることもありますし…。今の方が、テクニック的にも知識的にも、ずっと成長しているはずなのに、過去の自分がすごく大きく見えたりして。
深川 私も、このお仕事を始めてから、毎回のように挫折しているかもしれません(笑)。新しい現場に行くたびにすごい人たちと出会うから、どんどん自分が平凡な人間にしか思えなくなって。粗探しをしてしまうので、放送とかを見るのも、ちょっと苦手で(笑)。
玉山 多かれ少なかれ、なんかあるよね。
深川 そうですね。だから、そういう見方はやめようと思って。自分は自分だし、それで頑張っていくしかないなって。でも、寛子を見ていると、感じる部分はたくさんあります。
玉山 そう思います。
深川 自分が抱えている悩みって、深ければ深いほど、なかなか人には言えないと思うんです。そういう思いを抱えている方が、この映画を見てくださったとき、ちょっと考え方やものの見方を変えるスイッチになって、「今はちょっと、ついてないだけ」という言葉に救われる方がいたらいいですよね。
玉山 理想が高ければ高いほど、「自分はこうでなければいけない」とか「こういうときにはこう対処しなきゃいけない」みたいなことを考えがちですけど、そういうときに限って、少し脱線しただけで一気に崩れてしまうことってありますよね。だから、このタイトルのように「今はちょっと、ついてないだけ」と、自分に余白を与えるというか、自分に対して言い訳を作ってあげることは、僕はすごく大事だと思うし、それによって救われる人もいるんじゃないかと思います。
(取材・文・写真/井上健一)
舞台・ミュージカル2025年11月30日
今期も三谷幸喜の「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」に出演するなどドラマや映画で注目を集め、舞台やさまざまなジャンルでも活躍する富田望生。その富田が、2026年1月10日から上演する舞台「世界の終りとハードボイルド・ワンダ … 続きを読む
映画2025年11月29日
『栄光のバックホーム』(11月28日公開) 2013年のプロ野球ドラフト会議で指名され、鹿児島実業から阪神タイガースに入団した18歳の横田慎太郎(松谷鷹也)。誰もがその将来に大きな期待を寄せていたが、突然横田の目にボールが二重に見えるとい … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年11月29日
氷川きよしが座長を務める「氷川きよし特別公演」が2026年1月31日に明治座で開幕する。本作は、氷川のヒット曲「白雲の城」をモチーフにした芝居と、劇場ならではの特別構成でお届けするコンサートの豪華2本立てで贈る公演。2022年の座長公演で … 続きを読む
映画2025年11月28日
-結婚したサチとタモツのすれ違いが最初に垣間見えるのが、共通の友人の結婚式に1人で参加したサチが帰宅した後のシーンです。勉強しながら留守番していたタモツに、結婚式の様子を話したサチがトイレに行った後、何気なく「トイレットペーパーないよ」と声 … 続きを読む
映画2025年11月28日
-そんな親しい関係を築き上げたお二人に加え、WEBで公開されている本作のプロダクションノートを拝見すると、秋山監督をはじめとするスタッフの熱量もかなり高い現場だったようですね。 松谷 俳優がスタッフも兼任するのが秋山組の特徴で、「慎太郎さん … 続きを読む