エンターテインメント・ウェブマガジン
玉山 めちゃくちゃあります。20代の後半は、この仕事を辞めようかと本気で思ったこともありましたし。今回僕は、立花を演じて自分と重なる部分がすごく多かったんです。例えば、ホテルの部屋で自分が出演した昔の番組を見るシーンがあるんですけど、僕も自分の若いときの作品を見て物思いにふけったり、そこで「どっちが本当の自分なんだ?」と思ったりすることもありますし…。今の方が、テクニック的にも知識的にも、ずっと成長しているはずなのに、過去の自分がすごく大きく見えたりして。
深川 私も、このお仕事を始めてから、毎回のように挫折しているかもしれません(笑)。新しい現場に行くたびにすごい人たちと出会うから、どんどん自分が平凡な人間にしか思えなくなって。粗探しをしてしまうので、放送とかを見るのも、ちょっと苦手で(笑)。
玉山 多かれ少なかれ、なんかあるよね。
深川 そうですね。だから、そういう見方はやめようと思って。自分は自分だし、それで頑張っていくしかないなって。でも、寛子を見ていると、感じる部分はたくさんあります。
玉山 そう思います。
深川 自分が抱えている悩みって、深ければ深いほど、なかなか人には言えないと思うんです。そういう思いを抱えている方が、この映画を見てくださったとき、ちょっと考え方やものの見方を変えるスイッチになって、「今はちょっと、ついてないだけ」という言葉に救われる方がいたらいいですよね。
玉山 理想が高ければ高いほど、「自分はこうでなければいけない」とか「こういうときにはこう対処しなきゃいけない」みたいなことを考えがちですけど、そういうときに限って、少し脱線しただけで一気に崩れてしまうことってありますよね。だから、このタイトルのように「今はちょっと、ついてないだけ」と、自分に余白を与えるというか、自分に対して言い訳を作ってあげることは、僕はすごく大事だと思うし、それによって救われる人もいるんじゃないかと思います。
(取材・文・写真/井上健一)
映画2026年7月16日
-堺と小河がファミレスで会話するシーンでは、染谷さんがほかのシーンとは別人のように生き生きとしていたのも驚きでした。 染谷さんのお芝居は、楽しそうなときも、わかりやすく楽しそうにするのではなく、せりふの間のちょっとした息遣いや一瞬のほほ笑 … 続きを読む
ドラマ2026年7月10日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中。7月5日放送の第26回「信長を笑わせろ!」では、小 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年7月9日
イギリスを代表する推理小説家で“ミステリーの女王”と呼ばれたアガサ・クリスティが失踪した実話を元にしたミュージカル「AGATHA(アガサ)」が7月18日から上演される。本作は、アガサ・クリスティが失踪した11日間の謎を追う物語。現在(19 … 続きを読む
2026年7月8日
▽タメ口は崩せる、でも「ヒョン」は残る 日本でも、兄弟や親しい先輩後輩のあいだでは、呼称は残したまま口調だけくだけることがある。「お兄ちゃん」と呼びながらタメ口で話すこともあれば、「先輩」と呼びながら冗談を言い合うこともある。 もう少し … 続きを読む
ドラマ2026年7月5日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」(総合 毎週日曜 20:00~ほか)。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄の秀吉(池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中だ。7月12日放 … 続きを読む