エンターテインメント・ウェブマガジン
コロナ禍になって、カメラの前に立てる、舞台の上に立てることは、とてもありがたいことだと思い出させてもらった気がします。映像の現場でも、マスクをつけて、その上からフェースシールドをして、リハーサルをしなければならないので、面倒が増えたなとは思いましたが、それも今ではだいぶ慣れてきました。(それらが)ハードルだと思うからこそ、ない方がいいものだとか、誰かに置かれてしまったと不満を感じるのであって、今、歩いているのは、ただ起伏があって凸凹している道なんだと思えば、それほど気になることではないんですよ。「カメラの前に立たせてもらっているんだから、舞台に立たせてもらうんだから、あまりぜいたくを言うなよ」って、自分に言うようになった気がします。
「砂底にある家に住む女の下から離れられなくなった男」という、コロナ禍の今の世の中の閉塞(へいそく)感を描いた話にも感じられますが、ある意味、一つの解放を描いていると思います。閉じこもっていることをネガティブにばかり捉える必要はない。この状況をポジティブに捉えられるようになる。そんな作品でもあるのではないかと思います。お客さまに「来て良かった」と思っていただける作品になるよう頑張ります。
(取材・文・写真/嶋田真己)
ケムリ研究室no.2「砂の女」は、8月22日~9月5日に都内・シアタートラム、9月9日~10日に兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールで上演。
公式サイト https://www.cubeinc.co.jp/archives/theater/kemuri_no2
映画2026年2月23日
-ある意味、監督の分身みたいな役ですよね。 そうだと思います。監督が実際に住んでいる家で撮影し、監督がこの町に移住して出会った人たちを基に作られた映画なので、監督自身の気持ちやまなざしがそのまま映画になっていると思います。でもそれは、いろ … 続きを読む
ドラマ2026年2月23日
-劇中には当時、戦争の犠牲者でありながら、差別的な扱いを受けていた戦災孤児や“パンパン”と呼ばれた体を売っていた女性たちも登場します。脚本執筆に当たっては、改めてリサーチをしたのでしょうか。 一般に、当時生活のために体を売っていた女性たち … 続きを読む
映画2026年2月21日
『クライム101』(2月13日公開) 米西海岸線を走るハイウェー101号線上で、数百万ドルの宝石が消える強盗事件が多発。デービス(クリス・ヘムズワース)の4年間にも及ぶ犯行は完璧だったが、犯罪組織からの追跡や警察内部の陰謀、そしてルー刑事 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年2月19日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼相撲 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年2月19日
小林聡美が主演する舞台「岸辺のアルバム」が、4月3日から上演される。本作は、数々の名作ドラマを世に残した山田太一が原作・脚本を務め、1977年に放送された連続ドラマを舞台化。一見平和で平凡な中流家庭の崩壊と再生を描く。ドラマでは八千草薫が … 続きを読む