【独占ニュース】『ワンダーウーマン 1984』 ペドロ・パスカルが語る悪役マックスの魅力とは

2020年12月14日 / 10:00

 スピード・力・戦術、全てを備えたヒーロー界最強の戦士ワンダーウーマンを襲う、全人類滅亡の脅威とは。もし、世界中の誰もが自分の欲望をかなえられるとしたら…。禁断の力を手にした、強敵マックスの巨大な陰謀、そして正体不明の敵チーターの登場。崩壊目前の世界を救うため、最強の戦士が払う代償とは…。

 12月18日から全国公開されるDC映画最新作『ワンダーウーマン 1984』で、禁断の力を手にし、ワンダーウーマン(ガル・ガドット)と対決する悪役のマックスを演じたペドロ・パスカルがその魅力について語った。

(C)2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C)DC Comics

 独特のヘアスタイルと派手なスーツ姿でTVコマーシャルにも出演するマックスは、どこか米大統領のドナルド・トランプをほうふつとさせる。そんなマックスを演じたパスカルは「彼を演じることは驚きの連続だった」と語る。

 パスカルは「この役について初めて話を聞いたとき、僕は、自分が役に奥行きを与えなければならないような、単純な悪役を予想していた。ところが、脚本に書かれたさまざまなチャレンジによって、マックスは、奥行きのある、やるべきことがたくさんある役になっていた。結果的には、僕自身を高めるいい経験になった。この映画を見れば、観客も彼に驚かされると思う」と語った。

 そして、見た目からは予測がつかないような深い闇を抱えるマックスについて、「彼は典型的な悪役ではない。彼は全てのリスクを抱えている。僕は、キャラクターがどれほどダークであっても、最終的には人間性が感じられなければならないと思う。だから、彼の行動をできるだけリアルなものにしなければならないと思った」と役に対するこだわりを明かした。

 ペドロは、これまでTVシリーズ「マンダロリアン」の主人公の賞金稼ぎや、「ゲーム・オブ・スローンズ」の最強戦士オベリン・マーテル、映画では『キングスマン:ゴールデン・サークル』(17)のすご腕スパイのウイスキーなど、幅広い役柄を演じてきた。

 本作のパティ・ジェンキンス監督は「マックスは、最高に愉快で楽しくて面白い、素晴らしいキャラクターです。そんなマックスをペドロは見事に演じています。この映画では、今まであなたたちが見ていたペドロとは全く違う彼が見られると思います」と語っている。

(構成・田中雄二)

(C)2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C)DC Comics


関連ニュースRELATED NEWS

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

「光る君へ」第三十三回「式部誕生」人々を動かす「源氏物語」の存在【大河ドラマコラム】

ドラマ2024年9月7日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「光る君へ」。9月1日に放送された第三十三回「式部誕生」では、「源氏物語」の続きを執筆するため、内裏に出仕した主人公・まひろ(吉高由里子)の日常と、中宮・彰子(見上愛)との出会いが描かれた。  彰子の住まいで … 続きを読む

山口紗弥加「自分が役に乗っ取られたような感覚です」ネタバレ厳禁のミステリーで入魂の演技を披露「私の死体を探してください。」【インタビュー】

ドラマ2024年9月6日

 ベストセラー作家・森林麻美が、自身のブログに「私の死体を探してください。」と自殺をほのめかす投稿をして消息を絶つ。麻美の夫・三島正隆(伊藤淳史)や正隆と不倫関係にある麻美の担当編集者・池上沙織(恒松祐里)がその行方を探す中、次々にブログが … 続きを読む

河合優実「すごいところに羽ばたいていく予感はありました」金子大地「面白い映画になるのは間違いないと」恋人役で共演の2人が語るカンヌ受賞作の舞台裏『ナミビアの砂漠』【インタビュー】

映画2024年9月6日

 東京の片隅で暮らし、美容脱毛サロンで働く21歳のカナ。同棲中の恋人ホンダ(寛一郎)との生活に退屈したカナは、映像クリエーターのハヤシと新生活を始める。だが、まもなく2人のペースはかみ合わなくなっていき、ストレスを募らせたカナは…。  9月 … 続きを読む

【週末映画コラム】『エイリアン』の“その後”を描いた『エイリアン:ロムルス』/各国の映画祭で注目を集めた心理ホラー『映画検閲』

映画2024年9月6日

『エイリアン:ロムルス』(9月6日公開)  人生の行き場を失った6人の若者たち(ケイリー・スピーニー、デビッド・ジョンソン、アーチー・ルノー、イザベラ・メルセド、スパイク・ファーン、エイリーン・ウー)は、廃墟と化した宇宙ステーション「ロムル … 続きを読む

紅ゆずるの“ゼロ地点”は「宝塚歌劇団の公演を初めてテレビで見た日」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2024年9月3日

 「ミステリーの女王」と呼ばれる推理小説家アガサ・クリスティーが1944年に発表した長編小説を原作とした舞台、ノサカラボ「ゼロ時間へ」が10月3日から東京・三越劇場ほかで上演される。ミステリーを専門に舞台を制作しているノサカラボの代表であり … 続きを読む

Willfriends

page top