エンターテインメント・ウェブマガジン
「ダンス・オブ・ヴァンパイア」や「ホイッスル・ダウン・ザ・ウインド」、「ジャージー・ボーイズ」など、注目作への出演が続く俳優の東啓介が、初のソロコンサート「東啓介1st Musical Concert『A NEW ME』」を開催する。25歳となる節目の年に行われるコンサートへの思いや、今後の目標を聞いた。
現在、さまざまなミュージカルに出演させていただいていますが、これからさらに自分をステップアップさせるため、「誕生」という思いを込めて付けました。
これまでにも自分のイベントなどで歌わせていただく機会はあったのですが、お客さまからミュージカルの楽曲を聞きたいという意見を数多くいただいたことが大きいです。僕自身も、これまで演じてきた役柄の曲だけでなく、これから演じてみたいと思う役の曲、もしかしたら、この先、何十年後かに歌うことができるかもしれないという曲を歌いたいという思いがありました。
ミュージカル好きの方にはよく知られた曲だと思います。劇中では親友が亡くなった後に歌う曲なんですが、その切なさと楽曲の良さに引かれました。「DEAR EVAN HANSEN」は、ブロードウェーで観劇したのですが、観劇前にサントラを聴き、この曲がとても印象に残っていたんです。そのときから歌ってみたいと思っていました。
初めて帝国劇場に立ち、皆さまがよく知っていらっしゃる曲をソロで歌ったので、責任を感じながら歌った思い出があります。切なくて、かわいくて、ひたむきな思いが込められた楽曲で僕自身も大好きな曲です。
ミュージカルという世界を選んだときに、まずは、帝国劇場に立つことを目指したいと思っていました。まさかこんなにも早く、それも「ダンス・オブ・ヴァンパイア」という名作で、初めて帝国劇場に立つことができて、本当にうれしかったです。
「マタ・ハリ」は初めてダブルキャストで出演しました。それも、加藤和樹さんとダブルキャストでということだったので、とても光栄でした。「普通の人生」は、「マタ・ハリ」の中でも印象深く、今でも大好きな曲です。 僕にとって「マタ・ハリ」は、お芝居という意味で、一つのターニングポイントにもなっています。当時は、全然歌えなくて、本当に恥ずかしい思いをしたんです。自分に甘えていたなと感じて、それからはボイトレにも通うようになり、自分の歌い方を身につけました。
やっぱり気持ちいいということ(笑)。ストレートプレーでは、言葉や動きで思いを伝えていきますが、ミュージカルは音楽でそれを伝えていきます。音楽の中で自分の爆発した思いを伝えるというのはすごく楽しいですし、気持ちいい。もちろん、大変でもあるのですが。
「こういった楽曲も、ああいった楽曲も、歌えるんだぞ」というところを見せたいですね。今回は、役に限らず、いろいろな面をお見せしたいと思っています。僕のことを知らない方にも知っていただけたらうれしいです。
僕は、身長が高くて、地声が低いので、実年齢よりも年上の役をやることが多いんです。ダブルキャストでも、相手の方が30代の先輩だということも多いんです。なので、そういった方々と遜色ない演技ができるように技術を磨いていかなければならないと思っています。それから、逆に、等身大の役をやってみたいという願望もあります。
いや、落ち着いて見えるのは、きっと今までやってきた役があるからだと思いますよ(笑)。求められている役が、大人の役が多いから、自然とそういう空気になってしまっているんじゃないかな(笑)。学生時代から、そうだったわけではないですから。なので、等身大の役もやっていきたいですし、やれるように自分も技術を磨かないといけない。もちろん、30代の方たちとも同じ舞台に立てる技術も身につけていきたいです。
映画2025年11月6日
三宅唱監督が脚本も手掛け、つげ義春の短編漫画『海辺の叙景』と『ほんやら洞のべんさん』を原作に撮り上げた『旅と日々』が11月7日(金)から全国公開される。創作に行き詰まった脚本家の李(シム・ウンギョン)が旅先での出会いをきっかけに人生と向き … 続きを読む
映画2025年11月1日
『爆弾』(10月31日公開) 酔った勢いで自販機を壊し店員にも暴行を働き、警察に連行された正体不明の中年男(佐藤二朗)。自らを「スズキタゴサク」と名乗る彼は、霊感が働くとうそぶいて都内に仕掛けられた爆弾の存在を予告する。 やがてその言葉 … 続きを読む
ドラマ2025年10月31日
福本莉⼦と⾼橋恭平(なにわ男⼦)がW主演するドラマW-30「ストロボ・エッジ Season1」が31日午後11時から、WOWOWで放送・配信がスタートする。本作は、咲坂伊緒氏の⼤ヒット⻘春恋愛漫画を初の連続ドラマ化。主人公の2人を軸に、 … 続きを読む
ドラマ2025年10月31日
NHKで好評放送中の連続テレビ小説「ばけばけ」。明治初期、松江の没落士族の娘・小泉セツと著書『怪談』で知られるラフカディオ・ハーン(=小泉八雲)夫妻をモデルに、怪談を愛する夫婦、松野トキ(髙石あかり)とレフカダ・ヘブン(トミー・バストウ) … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年10月31日
宮藤官九郎が作・演出を手掛ける「大パルコ人」シリーズの第5弾となるオカタイロックオペラ「雨の傍聴席、おんなは裸足・・・」が11月6日から上演される。本作は、「親バカ」をテーマに、離婚を決意しているミュージカル俳優と演歌歌手の夫婦が、親権を … 続きを読む