【インタビュー】東啓介1st Musical Concert「A NEW ME」で見せる新たな一面「僕の可能性を感じていただけるコンサートにしたい」

2020年11月2日 / 12:00

 「ダンス・オブ・ヴァンパイア」や「ホイッスル・ダウン・ザ・ウインド」、「ジャージー・ボーイズ」など、注目作への出演が続く俳優の東啓介が、初のソロコンサート「東啓介1st Musical Concert『A NEW ME』」を開催する。25歳となる節目の年に行われるコンサートへの思いや、今後の目標を聞いた。

初コンサートを開催する東啓介

-コンサートタイトルの「A NEW ME」にはどんな思いが込められているのですか。

 現在、さまざまなミュージカルに出演させていただいていますが、これからさらに自分をステップアップさせるため、「誕生」という思いを込めて付けました。

-ミュージカルナンバーで構成されるコンサートになるそうですが、ミュージカルナンバーにこだわった理由は?

 これまでにも自分のイベントなどで歌わせていただく機会はあったのですが、お客さまからミュージカルの楽曲を聞きたいという意見を数多くいただいたことが大きいです。僕自身も、これまで演じてきた役柄の曲だけでなく、これから演じてみたいと思う役の曲、もしかしたら、この先、何十年後かに歌うことができるかもしれないという曲を歌いたいという思いがありました。

-歌唱予定として、3曲が公表されています。それぞれの楽曲についての思い入れを教えてください。まず、「DEAR EVAN HANSEN」の「For Forever」は?

 ミュージカル好きの方にはよく知られた曲だと思います。劇中では親友が亡くなった後に歌う曲なんですが、その切なさと楽曲の良さに引かれました。「DEAR EVAN HANSEN」は、ブロードウェーで観劇したのですが、観劇前にサントラを聴き、この曲がとても印象に残っていたんです。そのときから歌ってみたいと思っていました。

-「ダンス・オブ・ヴァンパイア」の「サラへ」は?

 初めて帝国劇場に立ち、皆さまがよく知っていらっしゃる曲をソロで歌ったので、責任を感じながら歌った思い出があります。切なくて、かわいくて、ひたむきな思いが込められた楽曲で僕自身も大好きな曲です。

-帝国劇場に立つというのは、東さんの中で一つの目標でもあったのですか。

 ミュージカルという世界を選んだときに、まずは、帝国劇場に立つことを目指したいと思っていました。まさかこんなにも早く、それも「ダンス・オブ・ヴァンパイア」という名作で、初めて帝国劇場に立つことができて、本当にうれしかったです。

-「マタ・ハリ」からは「普通の人生」も歌唱予定です。

 「マタ・ハリ」は初めてダブルキャストで出演しました。それも、加藤和樹さんとダブルキャストでということだったので、とても光栄でした。「普通の人生」は、「マタ・ハリ」の中でも印象深く、今でも大好きな曲です。 僕にとって「マタ・ハリ」は、お芝居という意味で、一つのターニングポイントにもなっています。当時は、全然歌えなくて、本当に恥ずかしい思いをしたんです。自分に甘えていたなと感じて、それからはボイトレにも通うようになり、自分の歌い方を身につけました。

-そうして、歌う技術を身につけてきて、改めて今、ミュージカルで歌うことの醍醐味(だいごみ)をどこに感じていますか。

 やっぱり気持ちいいということ(笑)。ストレートプレーでは、言葉や動きで思いを伝えていきますが、ミュージカルは音楽でそれを伝えていきます。音楽の中で自分の爆発した思いを伝えるというのはすごく楽しいですし、気持ちいい。もちろん、大変でもあるのですが。

-コンサートタイトルに「誕生」という思いを込めたということですが、ここを第2の出発点として、どんな「新しい東啓介」になりたいですか。

 「こういった楽曲も、ああいった楽曲も、歌えるんだぞ」というところを見せたいですね。今回は、役に限らず、いろいろな面をお見せしたいと思っています。僕のことを知らない方にも知っていただけたらうれしいです。

-俳優としては今後、どんな目標がありますか。

 僕は、身長が高くて、地声が低いので、実年齢よりも年上の役をやることが多いんです。ダブルキャストでも、相手の方が30代の先輩だということも多いんです。なので、そういった方々と遜色ない演技ができるように技術を磨いていかなければならないと思っています。それから、逆に、等身大の役をやってみたいという願望もあります。

-見た目的なことだけでなく、話をしていても落ち着いた雰囲気を感じるので、余計に年上役が多いのではないですか。

 いや、落ち着いて見えるのは、きっと今までやってきた役があるからだと思いますよ(笑)。求められている役が、大人の役が多いから、自然とそういう空気になってしまっているんじゃないかな(笑)。学生時代から、そうだったわけではないですから。なので、等身大の役もやっていきたいですし、やれるように自分も技術を磨かないといけない。もちろん、30代の方たちとも同じ舞台に立てる技術も身につけていきたいです。

 
  • 1
  • 2

関連ニュースRELATED NEWS

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

「豊臣兄弟!」第23回「さらば半兵衛」唯一無二の魅力で物語を彩った菅田将暉の竹中半兵衛【大河ドラマコラム】

ドラマ2026年6月19日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中。6月14日放送の第23回「さらば半兵衛」では、菅田 … 続きを読む

舘ひろし、西野七瀬「とにかく、西野くんに見下してもらいたいと思いました」『免許返納!?』【インタビュー】

映画2026年6月18日

 70歳の映画スターが免許返納をめぐる大騒動に巻き込まれていく姿を描いたコメディー『免許返納!?』が、6月19日から全国公開される。本作で、『免許がない!』(94)で演じた役と同名の俳優・南条弘をコミカルに演じた舘ひろしと、南条に振り回され … 続きを読む

山下美月が“かつてなく最高の主人公”に 「自分も成瀬あかりのような人間に近づきたい」舞台「成瀬は天下を取りにいく」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年6月16日

 舞台「成瀬は天下を取りにいく」が7月4日(土)から上演される。本屋大賞をはじめ数多くの文学賞を受賞し、主人公・成瀬あかりが全力で我が道を突き進む姿が読者を魅了した、シリーズ累計発行部数210万部を突破する大人気小説『成瀬あかりシリーズ』。 … 続きを読む

片山友希、MEGUMI「間違えても失敗しても、とにかく前に進み続けるということはお伝えできたかなと思います」『FUJIKO』【インタビュー】

映画2026年6月15日

 1970~80年代の静岡を舞台に、激動の時代を生きるシングルマザーが自らの生き方を模索しながら力強く歩んでいく姿を描いた、木村太一監督の『FUJIKO』が全国公開中だ。本作で主人公の富士子を演じた片山友希と、企画・プロデュースを担当し、出 … 続きを読む

舞台「キングダムII ―継承―」三浦宏規・高野洸・山本千尋・山口祐一郎、「死力を尽くさなければいけない」作品に再び挑む【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年6月12日

 累計発行部数1億2000万部を突破した、原泰久による大ヒット漫画を原作とした舞台の第2弾となる「キングダムII ―継承―」が、8月9日から上演される。本作は、苛烈な戦乱の中にある中国・春秋戦国時代を舞台に、戦災孤児の少年・信と、のちの始皇 … 続きを読む

page top