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一つの役を1年以上演じることはほとんどないので、得るものはとても多いです。薩摩ことばも初めてでしたし、所作を分かりませんでしたが、長く演じてくるとだんだんとその意味が分かってきます。そういうことを新八役を通して学ぶことができました。また、先に撮影が終わってしまった人を見送って、寂しさを感じたときに、もっと大切にこの役を演じなければと改めて思います。あとは、大河ドラマは反響がすごいです。鹿児島にもたくさんの知り合いができました。そういう人たちに喜んでもらえるような村田新八を作り上げていきたいと思います。新八は“弟キャラ”なのでかわいい感じも少し入れています。
新八が西郷さんの横にずっといるようになります。一皮も二皮もむけて、どんどん変わっていく西郷さん陣営の様子は、見ていてとても面白いと思います。芝居も、雰囲気も、所作も、衣装も、どんどん変わっていきますから。でも、大人になったときに、ふと幼少期の癖が出たりするところも面白いです。
見ている人が「えっそうなの」と驚くような、先が読めない、意外性のある役を演じたいです。それから、演じた役名で呼ばれるような俳優になりたいです。それは、その役が印象的でみんなの記憶に残っているということですし、それにつれて自然に本名も覚えてもらえるようになると思うので。
(取材・文/田中雄二)
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