【インタビュー】「漫画みたいにいかない。」山本舞香「女優人生で一番好きな作品になりました!」初挑戦のコメディーでトラウマも克服

2017年11月3日 / 14:28

-来春には本作の舞台版の上演がありますね。

 早く舞台の稽古をやりたいです。猫をかぶって言うわけではなく、この作品で初めて舞台に立てるというのは幸せです。でも、これで本当に終わってしまうと考えると、もう寂しい気持ちになっちゃいます…。

-もともと、舞台に挑戦したいと思っていたのでしょうか。

 小学生の時の演劇で、ステージに出た瞬間に頭が真っ白になって、それがトラウマになっていたので、舞台はやりたくないと思っていました。でも、このドラマの撮影は長回しが多くて舞台みたいだったし、キャストもドラマと一緒なので、今は楽しみでいっぱいです。

-以前は演技自体に苦手意識を持っていたようですが、今は楽しそうですね。どういう変化があったのですか。

 負けず嫌いだから「ここでやめたら…」と考えるとなんだかムカついてきたんです。そのうち、「自分が愛せる作品に出会うまで」とか、「自分が嫌になるまでは続けよう」と考えるようになりました。もちろん一生かどうかは分かりませんが、今はやり続けたいです。

-二十歳という節目を迎え、今後はどのような女優を目指したいですか。

 人に言われたことをそのままやるのではなく、考えをしっかり持って、自分が思ったような芝居ができる女優になりたいです。それから、思ったことをすぐに言っちゃう、我慢が足りないところもあるので、そこを直して、限界まで自分を試したいです。

(取材・文・写真/錦怜那)

「漫画みたいにいかない。」は2017年10月31日(火)独占配信スタート(全10話)
2話以降は毎週土曜日更新  ※11月4日(土)第2話配信
(C)漫画みたいにいかない。製作委員会

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

生田斗真が驚きの一人二役!「最初から決まっていたわけではありません」制作統括・藤並英樹氏が明かす舞台裏【大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」インタビュー】

ドラマ2025年12月8日

-治済に対する仇討ちのため、対立関係にあった蔦重と松平定信(井上祐貴)がタッグを組む展開にも驚かされると同時に、思わず胸が熱くなりました。 藤並 白河藩に戻った後の定信は、それまでとは打って変わって、大田南畝や山東京伝に本を書かせているんで … 続きを読む

板垣李光人「最初から、戦争を考えて見るのではなく、実際に見て感じたことを広めていっていただければ、それが一番うれしいです」『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』【インタビュー】

映画2025年12月5日

-戦場で、田丸が絵や漫画を描くことにどのような意味があったと思いますか。  功績係に任命された田丸には、もちろん何かを書き記すという使命感もあったでしょうが、いつ自分や仲間が命を落とすか分からない状況の中で、自分の世界の中で向き合えるものが … 続きを読む

【物語りの遺伝子 “忍者”を広めた講談・玉田家ストーリー】(8)百年ぶりの復活へ 四代目が掲げた三つの大願

舞台・ミュージカル2025年12月4日

 YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。    2016年に四代目・玉田玉秀 … 続きを読む

多部未華子「学びの多い現場でした」DV被害者役に挑んだヒューマンミステリー「連続ドラマW シャドウワーク」【インタビュー】

ドラマ2025年12月1日

  -雰囲気のいい現場だったようですね。  中でもしのぶさんは、「これはこういうことなのかな?」といった感じで、積極的に質問をされるんです。その上、「私、緊張しちゃう」などと、ご自身の気持ちを織り交ぜながら現場にいてくださるので、私も質問が … 続きを読む

森下佳子「写楽複数人説は、最初から決めていました」脚本家が明かす制作秘話【大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」インタビュー】

ドラマ2025年12月1日

  ―確かにその通りですね(笑)。  ただ、大半は史実通りですが、(小田)新之助(井之脇海)とふく(=うつせみ/小野花梨)ととよ坊の一家、序盤に登場した蔦重の恩人の花魁・朝顔(愛希れいか)など、一部に私が創作したオリジナルキャラもいます。と … 続きを読む

Willfriends

page top