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NEWS10周年公演に6万5千人が熱狂 増田貴久、念願の東京ドーム公演に感涙

 NEWSが7日、結成10周年記念イベント&LIVE「NEWS 10th Anniversary」を東京ドームで行った。

 NEWSが同所でライブを行うのは約3年ぶりで、4人体制となってからは初となる。リーダーの小山慶一郎が「みんな楽しむ準備はできてますか?」と会場の6万5千人をあおると、増田貴久も「帰ってきたぞ東京ドーム」と叫び、満面の笑みを浮かべた。

 加藤シゲアキは「今日は僕たちとみんなの記念日。ここに来たってことはNEWSのこと好きなんだよね? バカヤロー、俺の方が愛してるんだよっ!」と“ツンデレ”でファンを沸かせ、手越祐也は「王子様がお姫様を熱くするから最後まで楽しんでいって」と呼び掛けた。

 ライブの中盤には「N・E・W・S」の頭文字にちなんだイベントコーナーも開催された。“N・懐かしの映像”では、メンバーが生まれてからジャニーズ事務所に入るまでをスライドショーで振り返った。手越は「女の子がほしかった」という両親の影響で、ロングヘアだった幼いころの写真を公開、忍者のコスプレ姿が流れた加藤は「まさか15年後も忍者の衣装を着ているとは…」と笑わせた。

 続いて4人は、デビュー当時の衣装で「NEWSニッポン」のメーン部分を熱唱。小山から「なんかチャラい! 当時はこんな感じじゃなかったのに~」と嘆かれた手越が「うそ? 心は永遠の16歳だよ」とおどけた。また「(キツくて)ちょっとチャック開いてるよ」とメンバーから指摘を受けた小山の股間がカメラでズームされると、小山は「コンサートで股間アップって何だよ」と大照れ。増田も「『衣装はちょっと太めが着たいんですよ』とか言えてなかったころ」と苦笑しながら当時を振り返った。

 “E・いーものあげる!”では、チケットの半券の抽選でメンバーが私物をファンにプレゼント、さらに“W・私たち成長しました”で、デビューからこれまでの顔写真で表情や髪形の変化を振り返った。

 “S・Special Song”では“10年間続いている恋”をテーマに4人で作った新曲「愛言葉~てをひいて~」を初披露。手越が作曲、ソロパートの歌詞はそれぞれが書き下ろしたという同曲は「“てずてってとって”愛してる」という独特の歌詞が印象的なラブソング。この日の歌唱ライブ映像は、NEWSの結成日の15日に、1日限定で「Johnny’s Entertainment」のHPで公開される予定。

 そして、ラスト曲「CRY」の前に、メンバー一人一人が順番にセンターステージに現れ、ファンに10年間の思いを語った。

 2003年に9人組でデビュー後、さまざまな変化を経て現在の形になったNEWS。最初に登壇した手越は「NEWSという船はこの10年間で何回も折れそうになった。本当に何回無くなってもおかしくないグループだった」と振り返った。

 デビュー当時は「このグループ、このメンバーで“絶対てっぺん取ったんぞ”。やるからにはジャニーズ・ナンバーワンって言われるようになりたいと意気込んでいた」というが、ここに至るまでには「活動休止の期間があったり、メンバーの意見や考えが合わないこともあり“こんなはずじゃなかった”と思ったこともあった」と告白、それでも「このグループでもう一回やろうと思えたのは、みんなの声があったから」と感謝を述べた。

 また、去年は東京ドーム公演が実現しなかったことについても「俺らはもうドームには立てないのか、って超悔しかった」という手越は、「(8月27日まで行われた)今回のツアーのみんなの(チケットの)申し込み(の状況)から『NEWS、東京ドームでできるぞ』って(スタッフから)言われて、実際に決まった時は4人で本当に喜んだ」としみじみ語った。

 「手越祐也に生まれてきてみんなに出会えてめちゃくちゃ幸せ。この気持ちは“倍返し”“10倍返し”にして、もっともっとみんなを笑顔にしたい。“三度の飯より祐也”“お風呂の中でも祐也”“布団も一緒に入る?”みたいな。それぐらい四六時中“手越祐也”って言ってもらえる存在を目指して頑張ります」と語り、会場を盛り上げた。

 加藤は「今日こうやってたくさんの人に囲まれるライブができて、僕は本当にこの上ない幸せ者です」とファンに感謝。「隣にいてくれた6万5千人のみんなはやっぱりNEWSとシェアしてきた最高のメンバーだし、もちろん僕以外の小山、増田、手越も最高だった、これからも最高なんだと実感しています。今までも、これからも、いつまでも、ずっとずっと愛してます」と「Share」の歌詞に掛けて熱く宣言した。

 増田は「まっす~だよ。今日は本当にありがとう。15年前…」と切り出したが涙で言葉が続かず、タオルに顔を埋めた。「頑張れ~」というファンからの声援を受け、気を取り直した増田は「15年前に初めてコンサートに出させてもらったのがKinKi Kidsの東京ドームのコンサート。僕は12歳で小学校6年生。そのころは隅っこで踊りながら、お客さんを振り返って“なんでこんなにたくさんの人が、同じ予定で、同じ時間に集まったんだろうな”って思ってたんだ」と懐かしそうに当時を振り返った。

 去年の“復活ライブ”については「僕は『ド―ムで復活したい』って言ったんだけど、それはできなかった。結果としては野外でいいツアーになったんだけど、心のどこかで“もう東京ドームのステージには立てないのかな”ってすごく悔しかった」と声を震わせ「なので今回、スタッフさんが僕たちの夢をかなえてくれて本当に感謝しています」と再び涙。最後は「これからも変わらずに会いに来てください。今日は本当にありがとうございました」と笑顔でメッセージを送った。

 最後に登場したリーダーの小山は、すれ違いざまに増田とハグし「まっす~、本当にもう勘弁してくれ」と涙を浮かべた。「デビューして10年、まさかね、自分が10年後にリーダーになるとは思ってなかった」と笑いながら「10年間変わっていないことは僕が“NEWS”が大好きということ。だから、どの時代も僕は否定しないし、全部の時代があったからこそ今この4人があると思っています」と語った。

 また「今4人になって俺たち全員が本気、全力です。もう後がないというところを知っているから、前にしか進めないし進んでいきます」と熱く語り「もう俺は強くなるんだ。リーダーなんだからさ、絶対泣かないんだ」と涙をこらえ「僕はみんなを幸せにします。これは僕からのプロポーズです」と宣言。「キャー」という歓声を笑顔で受け止めながら「これでほかのグループを見たら浮気どころか不倫だぞ! あー、それはもう許せない」と返して、会場を大爆笑させた。

 4人はアンコールで「Happy Birthday」「4+FAN」、そして会場のファンがタオルを振り回す熱狂の中「恋祭り」を熱唱。「最高の10周年をありがとう」と感謝の言葉を繰り返しながら、イベントを締めくくった。

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