【映画コラム】コスナー、ブロスナン、80年代スターの復活『ドラフト・デイ』と『スパイ・レジェンド』

2015年1月31日 / 15:16

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 さて、復活といえば、もう一人いる。5代目ジェームズ・ボンドのピアース・ブロスナンだ。彼が伝説の元CIAエージェント役で、13年ぶりに挑んだスパイアクション『スパイ・レジェンド』(14)が公開中だ。

 ドラマ「探偵レミントン・スティール」(82~87)で人気を得て、『007/ゴールデンアイ』(95)でボンド役を手にしたブロスナン。『007/ダイ・アナザー・デイ』(02)まで4作にわたって、甘さが魅力の新たなボンド像を構築したが、降板後は低迷。元ボンドガールの妻とも死別するなど私生活も多難だった。

 ところが、こちらもコスナー同様、映画には出演し続け、元英国首相を演じた『ゴーストライター』(10)では甘さに渋みも加えて健在ぶりを示した。そうした活動が『スパイ・レジェンド』の製作につながったのだ。この映画の彼は、ボンドとは一味違う硬派のスパイを演じて新境地を開拓している。

 欧米の俳優は日本の俳優に比べると息の長い人が多い。二人の復活は、浮き沈みはあっても、諦めずに地道にやり続けることが大切なのだと教えてくれる。(田中雄二)

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