【映画コラム】端々にウディ・アレンらしさが感じられる『女と男の観覧車』

2018年6月23日 / 15:32

 加えて、アレンの映画は、ジャズのスタンダードなど、既成の曲の使い方のうまさが目立つが、今回も名曲「林檎の木の下で」などが大いに効果を上げている。つまり、本作はその端々にアレンらしさが感じられる映画なのだ。

 クリント・イーストウッド、山田洋次、そしてこのウディ・アレン…。80を越えて、いまだ枯れない彼らの創作欲には本当に頭が下がるし、また次回作が見たくなる。(田中雄二)

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