【映画コラム】アメリカのカントリー賛歌の側面もある『ローガン・ラッキー』

2017年11月18日 / 14:59

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 『オーシャンズ11』シリーズを手掛けたスティーブン・ソダーバーグ監督の最新作『ローガン・ラッキー』が公開された。

 運の悪い人生を送るローガン兄弟(チャニング・テイタム、アダム・ドライバー)は、全米最大のモーターカーイベントの最中に、売上金を強奪する計画を思いつく。

 兄弟は、カーマニアの妹(ライリー・キーオ)、爆破のプロのバング(ダニエル・クレイグ)とその弟たちをチームに加え、計画を実行するが…。

 ソダーバーグは、2013年に一度監督引退宣言をしたが、本作の脚本にほれ込んで撤回したという。確かに、ウェストバージニア出身の新人レベッカ・ブラントが書いた脚本は、基本の三幕構成(設定、対立、解決)を守りながら、次々に予想外の展開を示し、ラストには鮮やかなどんでん返しを持ってくるという見事なもの。ウェストバージニアを歌ったジョン・デンバーの「カントリー・ロード」もいい隠し味になっている。

 
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