【映画コラム】広がり続けるマーベルシリーズ『マイティ・ソー バトルロイヤル』

2017年11月4日 / 22:38

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 「アベンジャーズ」の一員でもあるマイティ・ソーが主人公を務めるシリーズ第3作『マイティ・ソー バトルロイヤル』が公開された。

 父オーディン(アンソニー・ホプキンス)を失ったソー(クリス・ヘムズワース)の前に、アスガルドの乗っ取りをたくらむ死の女神ヘラ(ケイト・ブランシェット)が立ちはだかる。

 ソーは、ハルク/ブルース・バナー(マーク・ラファロ)、義弟のロキ(トム・ヒドルストン)、女戦士ヴァルキリー(テッサ・トンプソン)とチームを組んでヘラに挑むが、彼女にはある秘密があった。

 ところで、ソーはもともと“神”という設定なのだから、本来は無類の強さを発揮するはずなのだが、直情的で考えが浅いが故に毎度ピンチに陥る。

 今回も、武器のハンマーをヘラに壊されて強さは半減し、もう一人の敵役であるグランドマスター(ジェフ・ゴールドブラム)にいとも簡単に捕らわれてしまう。

 だが、逆に言えば、ソーが無敵ではないからこそ新チーム「リベンジャーズ」ができたということにもなろう。そのリベンジャーズとヘラが、レッド・ツェッペリンの「移民の歌」をバックに繰り広げる後半のバトルシーンは大いに盛り上がる。

 能天気なリーダー、コミカルなチームプレーの様子など、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズをほうふつとさせるところもあるが、全体的にはアメコミの世界全開といった楽しさを感じることができる。

 本作は、来年公開される『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』につながるらしい。マーベルシリーズは、一体どこまで広がり続けるのだろうか。(田中雄二)


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