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ラッセル作品初参加のワシントンは「俳優たちは、撮影を通して、いつの間にか監督のことを信頼する。監督も俳優たちのことを家族のように思ってくれる。彼の俳優たちへの愛情はひしひしと伝わる。だからこそ、俳優たちは彼の作ろうとするせりふやストーリーを解釈しようとするんだ」と語った。
そして、俳優歴50年以上の大ベテランで、ラッセル監督と4度目のタッグを組んだデ・ニーロは「彼の作品は、どれもがスペシャルでユニークで、絶対に駄作になることはない。彼とは撮影現場でとても楽しい時間を過ごしたし、みんなを上手にまとめていた。彼の作品なら何度だって出たいんだ」と気持ちを明かした。
当のラッセル監督は「僕が一番大切にしているのは、俳優たちが緊張することなく、心を開放して演技ができる撮影現場の雰囲気。現場ではいろんな化学反応が起こるから、俳優たちといろいろと試しながら、ベストな演技を引き出したいと思っている」とこだわりを明かした。
(構成・田中雄二)