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時政は、それが大姫の教えてくれた“いいことがあるまじない”だと主張。政子たちは、それが間違っていることは分かるが、16年も前のことなので、なかなか正解が出てこない。離れて仏頂面で飲んでいた義時もそこに加わり、全員で思い出そうと盛り上がる…。
伊豆にいた頃の北条家に一瞬だけ戻ったような短い酒盛り。二度と戻らない家族の幸せな時間。その象徴が「オンベレブンビンバ」だった、というわけだ。
毎回、周到に計算された展開で視聴者をアッと言わせる三谷幸喜の脚本は、今回も事前の予想を軽々と超えてきた。次回に持ち越された時政とりくの計略の結果も気になるところだが、先日、全放送回数も48回と発表されており、残り11回、ますます目が離せなくなりそうだ。
(取材・文/井上健一)