エンターテインメント・ウェブマガジン
ミュージカル「四月は君の嘘」
小関裕太、木村達成、生田絵梨花と、ミュージカル界注目の若手俳優たちが集結した本作は、20年7月に上演予定だったが、新型コロナウイルスの影響を受けて全公演中止に。2年の時を経て、今回、待望の上演となる。
12年にマンガ大賞にノミネートされ、その後はアニメ化や映画化もされた新川直司の大ヒットコミックを原作とした本作は、音楽に引き合わされた若者たちの出会いや別れを描いた青春ラブストーリー。
ピアノの音が聞こえなくなってしまう有馬公生を小関と木村がWキャストで、公生と同い年のバイオリニスト・宮園かをりを生田が演じる。楽曲は、「ジキル&ハイド」や「デスノート THE MUSICAL」などで知られるフランク・ワイルドホーンが全曲書き下ろす。
小関、木村、生田をはじめ、唯月ふうか、水田航生、寺西拓人といった、歌唱力にも定評のあるキャストがそろっており、その歌声にも期待したい。普遍的な人間愛と音楽の魅力が詰め込まれた本作を、爽やかな風に乗せて届ける。
5月7日~29日に都内・日生劇場ほか、群馬、愛知、兵庫、富山、福岡で上演。
舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」
これまでにロンドン、ニューヨーク、サンフランシスコなど、全世界5都市で開幕し、大ヒットを記録中の舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」。これまでにローレンス・オリビエ賞やトニー賞を含む60以上の演劇賞を世界中で獲得してきた本作が、7月8日からついに東京で上演される。
ハリー・ポッターとロン・ウィーズリー、ハーマイオニー・グレンジャーが魔法界を救ってから19年後の世界を舞台とした本作は、3人の子の父親となったハリーが主人公。ハリー役を藤原竜也、石丸幹二、向井理がトリプルキャストで演じ、「ハリー・ポッター」の世界を体現する。
見どころは、何といってもその世界観。次々と飛び出す魔法の数々やハリー・ポッターの世界に入り込んだかのような舞台美術と衣裳、独創的で心躍る音楽によって、魔法の空間を体感できる。原作ファンも、そうでない人も楽しめ、共感できるストーリーも本作の魅力だ。世代を超えて楽しめる作品だけに、親子での観劇にもぴったりだ。
7月8日から都内・TBS赤坂ACTシアターでロングラン上演。(プレビュー公演は、6月16日~7月7日)
(嶋田真己)